今回ですが,「ランニングのモチベーションを高めてくれるグッズ」をいくつか紹介していきましょう!
それらの多くはランニングを快適にしてくれたり楽しくしてくれたりするもので,精神的なハードルを下げてくれるものです。
継続するためには「走らなきゃ」という気持ちが「嫌だなぁ,面倒くさいなぁ」という気持ちを上回る必要があり,ランニング用のグッズは後者の気持ちを抑える効果があります。
もちろん,より高価なものを選んで購入すれば,「元を取るためにも頻繁にランニングしないと」と思うようになり,これは前者に効いていると言えるでしょう。
同じものであっても人によって感じ方は様々ですが,ランニングを習慣化したい方は先ほど挙げた気持ちのどちらに効かせたいかを考えてグッズを選ぶようにしてみてください。
ルームランナー
普通,靴とかウェアから入るのかもしれませんが,久しぶりに朝6時に起きてランニングしてみたときの話を聞いていただけたらと思います。
いつも昼頃まで寝ている自分なので,そんな早くに起きたのは数年ぶりだったわけですが,しかし,走り出してから十分くらい経過した頃でしょうか,早速,脛部分が痛くなってきてしまったわけです。
「どうして,こんなに早起きして,しかも本格的なランナーの格好までして気合を入れたのに,自分は今,これほどまでにゆっくりと歩いているのだろうか。」
と悔しく思ったあの日を今でも忘れていません。
この日思ったことは,どんなに靴やウェアを揃えても,路面を走るのは身体へのダメージが極めて大きいということです。
これはサポーターを使ってある程度対策することができますが,それでも走り始めの身体にはあまり効果はありません。
なので,私はルームランナーをまず最初に勧めたいと思います。
私が購入したのは楽天のYouTenというお店のルームランナーですが,この会社の製品は購入から5年以上経った今でも使用可能です↓
さすがに数年単位で(体感的には1年以上)ルームランナーを定期的に続けられれば,路面を走るだけの脚力は育つことになるため,今では出番は雨の日くらいになりましたが,ルームランナーなしでは路面に出ることはなかったように思います。
当時の気持ちを今になって振り返ってみると,以下のようなメリットがありました↓
- 路面を走るのに比べて脚にやさしい
- 部屋にあると存在感があって使う気になる
- 人目や天候を気にせず走れる
アスファルトと比べてだいぶ柔らかい地面を走ることになるため脚の痛みは生じにくいというのが一番の魅力ですが,安くはない買い物ですし,部屋においておくと嫌でも目に入ってくるため,元を取らないととランニングしないといけない気持ちになるものです。
通常毎日走ることはあまりないですが,特に最初のうちは習慣化のためにも1日10分を目標に毎日走ってみるのも良いと思います。
見た目を気にせず走れるので,テレビを見ながらでも走ってみるようにしてください。
私はそのような工夫で,初期の導入に成功しました。
もちろん,雨の日や夏の暑い日や夜遅くなど,外が過酷な環境になればなるほどルームランナーの価値は高まります。
「今日はまだ何も頑張っていない」と憂鬱な夜には,頭を空っぽにしてルームランナーに乗るようにすると,少なくとも身体作りだけは頑張れたと満足して眠りにつけるでしょう。
実際,良質な睡眠に適度な量の運動は必要です。
ルームランナーの値段は十万円超えのものを購入するでも構いませんが,先の記事で紹介した物はもっと安い2.5~3.5万円ほどで購入することができます。
特にルームランナーを使った経験のない方は,まずはこのようなエントリーモデルから始めて,2~3年続くようであればより良いものに買い替えてみるのはいかがでしょうか。
ランニングポーチ
ルームランナーを手に入れたために,家の外で運動をせずに済むようになりました。
ですが,ウォーキング程度には外を歩きたいという気持ちは残っているものです。
実際に外を歩けば,陽の光を浴びることにもなるため,セロトニン関連で精神的にプラスの効果が期待できます。
加えて,坂道や公園の中を歩くことで,やや不安定な地面に慣れる練習も可能です。
どこからか香ってくる匂いであっても歩き続ける原動力になるもので,脚力が鍛えられた暁には,週末だけでも外をランニングして,好きなだけ走ってみてください。
私は外でのトレーニング用にランニングポーチを購入しました。
容量や取り付け方などが異なる様々なポーチが売っているように思いますが,私の目に留まったのは,柔らかな素材でできたベルトタイプのものです↓
こうしたグッズはすでに持っている方が多いと思うので,よくある形のポーチや薄いリュックサック型のものがあればそれを使うで構いません。
ランニングポーチはあくまで自分が何を持ち歩くかで決めるようにし,私の基準は,
- スマホや飲み物が入る
- 左右対称に収まり,走っていて揺れない
- デザインが悪目立ちしない
です。
スマホは音楽を聴くのに欠かせませんし,何かあった際の連絡にも役立ちます。
最近のアプリは走った距離を換算してくれますし,中級者になると「キロ○分」などとペースメーカーとして使っているようです(マラソンランナーではないですが,もう何十年も定期的にランニングしている友人の話です)。
飲み物ですが,ペットボトルを途中で買ったときに手で持って走るのは嫌でしたし,かといって容器をポーチに入れて走って大きく揺れてしまうのも気になります。
なので,飲み物に対する気配りがされているポーチを選びたいと思って購入したフリップベルトは,それ専用の形状のペットボトルを買うことで全く揺れなくなりました。
最後にデザインも考慮すべき,全身ナイキなどでカラフルに着飾るのも良いでしょうが,とりあえず運動不足の身としましては,悪目立ちしない色合いのものの中から,デザインが良いものを選ぶようにしています。
スポーツタイツ
膝や脛をケガしてしまってからでは遅いので,気になる部分にサポーターを着用して走るのも良いのですが,スポーツタイツを購入すれば,多くの部位を1着でカバーできて非常に楽です。
ただしネックは価格で,基本的に良い値段がするものほどカバーできる範囲や温度調節がしやすい素材になります。
有名なメーカーとしてはCW-Xが真っ先に挙がるでしょう↓
加圧機能があるので見た目的にスリムになりますし,筋トレをする方や山登りをする方に聞くと,「運動後の疲れが全然違う」と言います。
私も実際に購入して,バスケの試合に使ったり富士山に登ったりもしましたが,使っていない状態と比べることはできませんが,無事に結果が出ていることだけは確かです。
もっとも,バスケに関しては負傷するたびにサポーターでケアする日々を続けてきているので,定番のZAMSTのサポーターの方も勧めておきます。
BCAA
「BCAA」という単語ですが,運動をされない方はこれまでに聞いたことがないかもしれません。
その正体は,とある3種類のアミノ酸なのですが,私は人力車を引く仕事をしている友達に勧められて知りました。
実際にサーフィンやバスケットボールをした後に飲んでみたら,次の日,筋肉痛が出なかったので,それ以来「魔法の回復材」として崇め奉っております。
ウエイトトレーニングの後などの運動後にBCAAを飲んでも筋肉痛が軽減されましたし,2本持って行って友達にあげると喜ばれるのでおすすめです。
アミノバイタルという商品はその界隈で特に有名で,中川翔子さんがYouTubeでスクワットをした後にも「飲まないと」と言っていた動画を観ました。
ランニングした疲れが残れば「生活に支障が出るのであればもうやめよう」ともなりかねません。
特に最初のうちは,ランニングをした後にBCAAを飲むようにしてみてください。
アセロラ味のものがおすすめで,あらかじめドリンクに溶かして飲むタイプのものや,上の記事で紹介したように,水と一緒に粉を流し込むタイプ,さらにはタブレット状の噛んで食べるやつもあります。
ちなみに,アミノバイタルのゴールドはBCAAの含有量が多いので,万人におすすめするならこちらです↓
最近だと「HMB」という,さらに上級のアミノ酸も市販されていますが,いまいち飲む量がわかりにくく,変なサプリメントを素人判断で飲みすぎると重病にかかることもあるので,信頼できるメーカーの正しい使い方に従って利用するのが無難だと思います。
アミノバイタルの製造元は味の素なので安心です。
終わりに
いくつかランニングに役立つグッズを紹介してきましたが,最後,ウェアやシューズについて少し触れておきます。
ウェアはポリエステル製のものであれば何でも構いませんが,ユニクロのものが知り合いのランナーたちには好評です。
また,シューズは走る路面に応じて選ぶことが重要で,例えばアスファルト上を走ることが多い場合は,重めのクッション性に富むものを選んでください。
とはいえ,これまでに述べたように,脚のケアとしてはスポーツタイツやサポーターの着用,さらにはルームランナーを使う方がずっと効果があるように感じます。
といったわけで,ウェアやシューズに対する私の結論は,自分のお気に入りのものをデザイン重視で選び,大いにモチベーションを上げてもらうものだと述べておきましょう。
コロナ禍を経て,マスク無しでランニングできることの素晴らしさを実感するようになりましたが,久しぶりにランニングを始める方は,まずはルームランナーで脚力を鍛えるところから始めてみてください。