ここに,とある魔法の粉があります。この粉を飲むと,疲れにくくなります。この粉を飲むと,疲れが残りにくくもなります。さらにこの粉は,簡単に手に入れることができます。
さて,この粉の名前はなんでしょう?
正解はBCAAです(ドラッグではないですよ)!
今回はそんなBCAAについて色々と書いてみることにします。
また,私が愛用しているAJINOMOTO社の「アミノバイタル」についてのおすすめと違いについてもまとめましたので,ご覧ください!
BCAAは運動界における最高の回復剤です!
運動時においてBCAAを取ることは,身体に最高の癒しを与えることと同意です。
ホイミ(DQ)やケアル(FF)といった魔法を我々は使えませんが,BCAAというアイテムを使えば簡単に回復することができます。
ちなみにBCAAとは,3種類のアミノ酸(ロイシン・イソロイシン・バリン)を指す言葉です。
これらのアミノ酸は運動する際に特に大事なもので,BCAAを飲むことで,体力が全回復した状態で運動できることになります。
BCAAは必須アミノ酸に分類され,体内で自然に作ることはできないので,外部から食品といった形で取らないといけません。
プロテインもバラバラにすればアミノ酸になるので結局,できあがるもの自体は同じなのですが,BCAAの方がそもそも分解されている分(分解しないでいい分),即効性に優れるので,体力が一気に必要なときに,より効果があるとされます。
データとしては,BCAAだと大体30~40分で体内に吸収されるところ,プロテインは3~4時間かけてゆっくり吸収されるので,寝る前や運動が終わった後に飲むのが一般的です。
運動する人に贈る!BCAAの使い方!
運動をする際,どのようなタイミングでBCAAを使えばいいのか,これから具体的に見てみましょう。
運動前に気付け薬的に使う
「運動をする」といっても,始まる時間は仕事の後だったり,疲れに疲れた平日の翌日だったりするのが大半です。
そんなヘトヘトな状態のまま運動を始めてしまうと,最悪ケガをしてしまいます。
それに何より,「ゼーゼー,ハーハー」言いながら運動してても全然楽しくないわけですから,できるだけ疲れを運動に持ち込みたくはありません。
そこで運動する前に,大体ストレッチが終わったあたりでしょうか,BCAAを飲んでみてください(どれだけストレッチできるかわからないので,先述の「吸収される時間」から逆算してください)。
BCAAは体力をすぐに全回復してくれるので,練習でスタミナ切れになるのを防いでくれます。
運動中にもBCAAを取る
運動前のBCAAで体力が全回復しても,長時間の運動が続けば,やはりスタミナが切れてきます。
これは,体力の最大値が少ない人ほど深刻になる問題です。
やせる目的で運動する場合は,どうなのでしょう。
体内の燃料源(メインは糖分)が切れた後に,身体が脂肪などの代わりの燃料源を分解するというのであれば,むしろBCAAは不要なのかもしれませんね。
当記事ではこの問題は保留し,「運動中のパフォーマンスを最大にするには」という目的で話を進めていきます。
話を戻しますが,運動が長時間に及ぶ場合は,前半と後半の間にも回復するなどの工夫が必要です。
例えばサッカーの試合だと,前半と後半が45分ずつの計90分あります。
そのため前半を終えた直後にBCAAを取ることがおすすめでしょう。
バスケットボールだと,第1クォーターから第4クォーターまでがそれぞれ10分ずつ,計40分試合時間があります。
この場合は,ちょうど半分の20分動いてからBCAAを取ることになります。
ランニングのようにずっと動き続ける必要がある運動は言うまでもありませんが,サッカーやバスケ,他にテニスやバドミントンも運動量が多いとされるスポーツです。
こういったスポーツにおいては,20分以上運動が続くときにBCAAを取ることで,それまでに失った体力を回復できることになります。
運動後にはデザート感覚でBCAAを取ろう
翌日に疲れを残さないのが,スマートな大人の流儀。
仕事や家事に支障が出てしまっては,運動を続ける気も失せてしまいます。
そこで,運動直後にBCAAを飲んで回復するようにしましょう!
自分がBCAAの効果を最初に感じたのは,サーフィンをした後にBCAAを飲んだときのことです。
友達にもらったのですが,翌日に不思議と筋肉痛にならなかったことがきっかけで,「え,なんだこれ」と驚きました。
さすがに「ジムでの筋トレ」のような負荷の高い運動では,筋肉痛を完全に抑えることはできませんでした。
ですがそれでも,BCAAを飲み,その日のタンパク質摂取量に気を配ることで,筋肉痛の度合いはだいぶ低く抑えられているのだろうと思います。
余談ですが,最近しょこたんのYouTubeを観たのですが,動画内でスクワットをした後に,「BCAA飲まなきゃ」と言っていたのが印象的でした。
ここ数年でBCAAの知名度もだいぶ上がったのでしょうね(芸能界の方が身体管理に関する情報はずっと入ってきやすいのかもしれませんが)。
おすすめのBCAAサプリメント
色々な会社からBCAAは出ていますが,味や入手の容易さから考えて,自分は「味の素のアミノバイタルシリーズ」をおすすめします。
今回は自分が特に愛用しているものを紹介しましょう!
アミノバイタル アクティブファイン
アミノバイタルのアクティブファインはもっとも汎用性に富むBCAAになります。
サーフィンや軽い登山などの運動にピッタリで,顆粒状なので水と一緒に飲みますが,味はグレープフルーツの味で「非常に飲みやすい!」とみんなに好評です。
30本入りを買って,一緒に運動する仲間にあげると不思議と信者が増えていきます(笑)
なお,アミノバイタルは含まれるアミノ酸含有量(BCAA量ではないので注意)の違いにより,「アクティブファイン(2200mg)<アミノバイタルプロ(3800mg)<アミノバイタルGOLD(4000mg)」の順にグレードが上がっていきます。
それぞれの特徴は以下の通り↓↓
- アクティブ:BCAA+グルタミン+アルギニン(計5種類のアミノ酸)を2200mg+8種類のビタミン
- プロ:BCAA+グルタミン+アルギニン+7種類のアミノ酸(計12種類)を3800mg+8種類のビタミン
- ゴールド:ロイシン高配合BCAA+6種類のアミノ酸(計9種類)で4000mg
味の素のHPに行くと,これら3種類の製品を,運動の種類や摂取タイミング(運動の前中後)で使い分けていたり,「一般人・スポーツマン・トップアスリート」で使い分ける方法などを紹介しています。
自分はとりあえずアクティブファインで始めて,気に入ったのでそのままです。
ただし,多くのBCAAを必要とする試合直前には2本飲むなどして量を工夫しています(下の表に詳しくまとめています)。
ちなみにGOLDはロイシンが高配合されたBCAAです。
ロイシンというのはBCAAの中でも特に筋肉に働きかける効果が多いとされ,最近ではそのロイシンがさらに形を変えたHMBが注目されていますね。
万全を期すならGOLDがいいですね(実際に上の3種の中で1番売れています)。
アミノバイタル クエン酸チャージウォーター
これは上で紹介したものと異なり,あらかじめ水筒に溶かしておき,飲み物代わりに摂取します。
レモン水みたいな味になって美味しいです。
運動するたびに麦茶やポカリを買っていくより効果的かつ,意外と経済的だったりします。
2倍に希釈しても,まぁ飲めなくないので,1リットルに1本溶かしておいて,運動中に少しずつ取るという使い方はどうでしょう。
試合の時だけ2倍にするなど,使い方は無限大です。
値段も安いので,BCAAなどのアミノ酸に興味をお持ちの方は,こちらから始めてみてはいかがでしょうか。
アミノ酸の含有量は1000mgと少な目ですが,疲労回復に有効なクエン酸(これはアミノ酸ではないです)が3300mg含まれているのがユニーク。
売り上げ的にも,上で紹介したアミノバイタルゴールドよりもかつては売れていたので,かなりのヒット商品です!
アミノバイタル タブレット
自分はこれを友達に紹介されたのがきっかけで,BCAAを知るようになりました。
彼は身体を使う仕事をしていたのですが,休日の遊びでも疲れないようにと,ピルケースに入れたこのタブレットをちょいちょい噛んでいました。
タブレット状なので,水を使わないでBCAAがいつでも手軽に取れるというのが最大のウリです。
味はやや苦く歯にくっつくこともありますが,酷評されるほど食べられないほどのものではないので,十分おすすめできます。
1粒当たり500mgのアミノ酸を含むので,軽い運動をするときに,翌日に疲れを残さないために使うのがよさそうです。
実際,彼とは,日光のお寺を見にいったり,富士登山も決行しています。
まとめ
アミノバイタルはこのように栄養成分がしっかりと記載されています。
折角なので,今まで紹介してきたすべての商品におけるBCAAの含有量を,以下の表にまとめてみました。
購入する際の判断材料にしていただけたらと思います!
アクティブ (1本) | プロ (1本) | ゴールド (1本) | クエン酸チャージ (1本) | タブレット (1粒) | |
---|---|---|---|---|---|
ロイシン | 460 | 1030 | 1600 | 210 | 105 |
イソロイシン | 370 | 270 | 430 | 170 | 85 |
バリン | 310 | 280 | 440 | 140 | 70 |
BCAA量の合計 | 1140 | 1580 | 2470 | 520 | 260 |
販売価格(注1) | 2800円 | 2736円 | 4860円 | 1296円 | 2576円 |
BCAA1g あたりの値段 | 81.9円 | 57.7円 | 65.6円 | 124.6円 | 82.7円 |
1本または1粒あたりの値段(注2) | 93.3円 | 91.2円 | 162円 | 64.8円 | 21.5円 |
※注1:2020年6月11日時点のamazonでの販売価格,アクティブファイン~ゴールドは30本入り,クエン酸チャージウォーターは20本入り,タブレットは120粒入りの値段。注2:計算式=販売価格(円)÷本数または粒数。その他の数字の単位はすべてmg。
こう見てみると,ロイシンの効果を除外すれば,アクティブファインを2つ飲めばゴールドと同じくらいのBCAA量になりますね。
あながち自分の判断は間違っていなかったことがわかって嬉しいです(笑)
コストパフォーマンス的にはプロが優れていますね。
ちょっと先に名前を出したHMBはちょっと値段が高すぎるように思いますし,何事もやりすぎはよくありません。
自分の運動強度だと必要ないかなぁと思って使っていません。
BCAAで運動時のパフォーマンスを維持して,翌日に疲れを残さないようにしましょう!
長く元気に,そして楽しく運動に関わるのが大切です。
最後に一つ断っておきますと,BCAAの身体への働き方については,適当な日本語が浮かびにくかったこともあり,これまでの説明で不適切な表現を使ってしまっているかもしれません。
その場合はぜひご指摘下さればすぐに対応いたします(なお,メーカーの説明ではBCAAの効果について,「最後まで崩れない力をサポートする」とか「毎日を快適に過ごせる」などといった表現になっています)。
あくまでBCAAの効果の記述は,私個人の捉え方によるものなので,最終的な判断はご自身でお願いしますm(__)m