今回は,前回ネットで購入した「エクスプローラーI(Ref.214270)」のレビューをしてみたいと思います。
開封時の様子に加え,エクワンを購入してから1ヶ月後,そして1年間普通に使ってみての使用感やビフォーアフターについてもまとめているので,これから購入される方は参考にしてください。
エクスプローラーIについて
ロレックス社のエクスプローラーは英語で「探検者;探検家」の意味を表しますが,その誕生は1953年のことです。
ちょうど同年,世界で初めてエベレストの登頂に成功したエドモンド・ヒラリーがロレックスの時計(ただしエクワンではない)を着用していたこともあり,「過酷な探検においても十分に時計の役割を果たすブランド」と広く世の中に認知されました。
ヒラリー氏の偉業を称えると同時に,最も頑強なモデルをと開発されたのがこのエクスプローラーということで,時計に「山」のイメージがあることに納得いただけたでしょうか。
「パラフレックスショックアブソーバー」という独自の耐震装置を装備していて,他のモデルより振動に強いのも評判です。
私自身,海より山の方が好きですし,何より人生において挑戦し続けることを信条としているので,エクスプローラーという名前に込められた不屈の冒険スピリットがとても気に入り,購入することを決めました。
購入したのは「Ref.214270」というモデルですが,2010年の6代目となるリニューアルモデルの他,2016年にそれをさらにマイナーチェンジさせたものが流通しているので,厳密には2種類があります。
マイナーチェンジ前は,インデックスの3・6・9の文字版に夜光塗料が塗られておらず分針も短かったのですが,改良によって普段使いがよりしやすくなったそうです。
以下にスペックを載せますが,詳しくは次章からレビューしていきましょう!
- 型番:Ref.214270
- 製造:2010年以降か2016年以降
- 直径:39mm
- 厚み:11mm
- 重さ:126g
- 防水性能:100m
- パワーリザーブ:48時間
- 日差:-2~+2秒
Ref.214270の開封レビュー
並行輸入品だったので値段にして75万円弱(2018年の購入です)を支払いましたが,その価格に見合う喜びがあるかどうかは,この箱を開けたらわかるはずです。
白い箱の中に緑の箱が入っていたことに加えて,それがかなり豪華なものだったので驚きでした。
個人的な感想になりますが,10万円以下のものには所有する喜びをあまり感じられません。
加えて,外に出ると非常に気疲れしてしまうため,ほとんどのものをネット通販に頼っている身としては,現物を手に取って決めることがほぼ無いので,価格やブランドを頼りに購入するのが,唯一の確からしいことのように感じます。
代引きだったのですが,届けてくださった方が1万円札を一枚ずつ手で数えていて,それを待つのがなんだか変な感じでした。
100万円までは代引きOKとのことでしたが,お札の枚数を数える機械を持ってくるでもなく,床に広げて数えていたのを申し訳なく思いました。
購入した「ジャックロード」さんに腕回りの長さをあらかじめ伝えておいたのでジャストサイズで届きましたが,箱には余った駒が入っています。
その他,ギャランティー含めてコンディションは完璧でした↓↓。
普段使いするとすぐに傷つくことになるのですが,最初にバックルの2重ロックを外す際は,傷が付かないかと冷や冷やしました↓↓
堅牢な作りで大いに結構ですが,その分,どこもかしこも固めに感じるものです。
スポーツタイプに属するエクワンはカジュアルにも向きますが,ベゼルはピカピカでエレガントな雰囲気も感じ取れます。
これがスーツ着用時にも似合う理由でしょうか。
もともとは,保護用のカバーも付いていました↓↓
時計の至る所に保護用のシールが付いているのですが,はがすのも楽しかったです。
このオレンジ色のところであったり,バックルの見えにくい部分にも保護シールが貼られており,合わせるとかなりの枚数貼られています↓↓
購入者のコメントを読んでいると,使い始めて数ヶ月経つのに,未だにそのシールの存在に気づいていなかった方もいました↓↓
ちなみに,時計を拭く布とブレスレットを掃除するためのブラシは定評のある社外品を買いました↓↓
セ―ム革と豚毛ブラシです。
このうちセ―ム革は細かい毛がすごく取れるので,あまり良い買い物ではなかったのかもしれませんが,1年後の今も洗濯を繰り返しながら使っています。
ブレスレットだけを取り外して,超音波に浸して洗うことも考えましたが,構造上無理そうで諦めました。
さらには本体を超音波で洗ってしまうと時計が壊れてしまう恐れがあるということで,実際にYouTuberのセイキンさんが動画内でデイトナを故障させており,おとなしく豚毛ブラシの購入を決意したわけです。
ちなみにRolexのHPにいくと「石鹸の使用はOK」とされているので,汚れが気になったときは石鹸を泡立てては時計全体に塗り,ブラシでゴシゴシしています。
「擦るのは傷が付くかも」などと最初は躊躇していましたが,そういうテンションで使うのは最初の1ヶ月まで。
今では普通に外して地面にも置きますし,家の門や駅構内の壁にぶつけたりしていく中で,細心の注意で愛でる類のものではないんだなぁと思うようになりました(もちろん私の場合です)。
ブレスレットは机に手を置いたりしたらすぐに傷ついていきますので,躊躇なく豚毛ブラシでゴシゴシしましょう!
最近は石鹸の代わりにメガネのシャンプーを使うようになった他,2年間ゴシゴシを繰り返してきましたが,光の下では今なお輝きます。
ちなみにエクスプローラーをみなさん,シンプル,シンプル言いますけれど,全然そんなことはありません(笑)
ドレスウォッチではないので,目立つほどにはピカピカしませんが,風防とベゼルのきらめきに気づくとうっとりさせられている,不思議な魅力を持った時計です。
1ヶ月使ったエクワン
エクワンの重さは126gですが,ストレスを感じるほどではなかったです。
もともと30gちょっとしかない軽い時計じゃないと気になってしょうがなかったタイプだったのですが,むしろこのくらいの重さがあることで,その存在をほどよく感じられます。
はるか昔にキムタクがドラマで付けていた「36mmのエクワン」よりも重たくなってしまった過去はありますが,その分ブレスレットの質感は向上していて,普段アクセサリーをつけない自分も,腕に一本ロレックスを身に付けた途端,外見が安定することには驚かされました。
ジーパンとTシャツのコンビでも,このエクスプローラーを巻いているだけで途端に格好が引き締まります!
同じような現象はティファニーのアクセサリーを付けたときにも感じるもので,かっこよく決まったモデルさんであっても着ているものは数千円のタンクトップとパーカーだったりしますから。
変なアクセサリーをいくつも買うくらいならロレックス1本の方が説得力ありますし,悪目立ちしません。
39mmの存在感は,細い腕の自分でも別段大きいとは感じませんでした。
風防の中の刻印など,細かい作りも美しいです。
もちろん指紋はベタベタつきますし,特にベゼルには細かい傷が知らないうちに何本か付いていました。
海外の動画では「マグネットスクラッチ」などと揶揄されていましたが,傷を磁石で引っ付けてくるみたいな意味なんでしょうね。
もちろん自ら率先して傷を付けるようなことはしませんが,風防はむき出しなのでうっかりどこかにぶつけたりは必ずします。
しかしそうやって付いた細かな傷は自分しか意識しませんし,一切この時計の価値を貶めるものではないことに気づいてからは,存在自体を愛するようになりました。
ところでブレスレットの機能紹介で触れるのを忘れていましたが,「イージーリンク」というギミックを使って,腕回りを5mmだけ長くすることができます。
汗でべたつく夏にはお世話になることでしょう↓↓
赤い丸のところがカチっと外側に開いて,結果としてブレスレット周りが広がります。
この部分の固さについては最初見当もつかなかったので,壊れるんじゃないかとびくびくしていたのが懐かしいです…。
もちろん,エクワンはその程度では全然壊れません。
ちなみにこのブレスレット,体温ですぐに温まるので冷たい金属という感じはなく,それどころか腕に対して独特な吸い付き方をしてくるので,何とも言えない心地よい装着感です。
1年使ったエクワン
時計を光の下で斜めにしたりすれば細かな傷がたくさん見受けられますが,写真に撮るとほぼわかりませんね。
もちろん鏡に映った姿で確認してもわからず,当初の輝きそのままです。
指紋は撮影前に拭き取ったのですが,すみません。
多少付いてしまっていますね↓↓
1日終わったら,ご苦労さんと指紋を拭いて置いてあげるのが1年後のリアルです。
こうやって見ると,Rolexのエンブレムの素敵さが際立ちます↓↓
もっと傷だらけに映ると思っていたのですが,相変わらずきれいな輝きのままだと知って撮り終わりとなりました。
しかし,後で引用したコメントそのままに,年数分の変化を遂げているのは事実で,愛着もその分増したように感じています。
まとめ
こちらは夜光塗料で光っている状態ですが,帰宅途中で見る青いエクワンの光は,ねぎらいの言葉をかけてくれるようです。
ロレックスは傷をつけても資産価値は下がらないそうですし,オーバーホールで5回くらいはキレイに磨き直せるようですから,気にせず使って,25年後などにまた買ってもよいですよね。
それでも傷に対する不安を抱えている方は,海外で最も支持されていたコメントを最後に紹介しますので,以下の精神で乗り切ってください↓↓
I just wear mine and to hell with the scratches. A fab watch I have worn, even diving (25 meters), in the Himalayas on long 50-mile walks at altitude and always worn in the shower, big variances in temp. I just wear it all the time. I love my scratched up Explorer, worn daily not babied and not over scrutinized. Still working at +3 seconds. Happy with that. Oh, also been dropped and banged, endlessly! Just wear it and every knock and bang is a testament to adventure, even dare I say it exploring 🙂
語句の解説
- To hell with~ 「~なんてクソ喰らえ!」
- fab=fabulous
- baby「注意して扱う」
- bang「ぶつける」
- testament to adventure「冒険の証」
特に最後の「毎日身に付けるようにしてくれよな!時計に刻まれる傷こそ生きている証。俺たちは人生を冒険している真っ最中なんだからさ!」というセリフが,深く心に響きましたね!
今後の難題もこのロレックスと共に乗り切っていこうと思います。
みなさんもそのような1本に巡り合えますように!
ロレックス ROLEX エクスプローラー 214270 新品
ちなみに,私が購入したのはジャックロードです。
当時の様子は以下の記事で確認してください↓↓
-
-
ロレックスをネットで買ってみた!実店舗より優れている点は?
今回の記事ですが,ネット(オンラインショッピング)で私がロレックスの時計を買ったときの様子についてレビューしてみたいと思います。 店舗に出向いて買うのが普通だとは思いますが,最近は「良いものであればネ ...
続きを見る
最後までお読みいただきありがとうございました。