前回レビューしたムアツのスリープスパに続きまして,今回はムアツまくらの感想の方を書かせていただきたいと思います。
マットレスと同様,高反発で沈みこまない枕はどのようなものなのか,そして,複数展開している高級路線と安価路線のまくらの違いについても比較していきましょう!
ムアツまくらのシリーズ展開について
ムアツまくらは中芯に使われているウレタンの性質から「ムアツまくら」と「スリープスパピロー」の2つに大別されます。
それに加えて寝心地や反発力などの違いにより,以下のように前者は2タイプ,後者はさらに6タイプに細かく分けられるとお考えください↓↓
ムアツまくら
- MP8100(旧式はMP10000)
- MP8050(旧式はMP5000)
スリープスパ
- ハイタイプ(高弾性・高通気・低反発)
- ロータイプ(高弾性・高通気・低反発)
それでは,製品の仕様について,以下でもう少し細かく見てみましょう。
ちなみに,実際に私が購入して使用した枕である「MP8100」と「MP5000」については,実際の商品レビューを本記事の最後にて行います。
ムアツまくら
ムアツまくらにおける現行の最新版は,MP8100とMP8050の2つです。
どちらも吸放湿性のあるウレタンを使っている点は変わりませんが,形状や寝心地が異なります。
MP8100
まずは私が現在愛用しているMP8100から↓↓
立体構造があって,ムアツ独特の高反発をしっかりと感じられますが,まくらの中にはウレタンフォームの他に「1cm・2cm」の2枚のウレタンシートが入っています。
それらをつけ外すことで高さの調整が可能になるわけです。
サイズは約60×37cmで重さは800gとなっており,だいぶ軽い印象を受けると思いますね。
こちらの枕に関しては,後のレビューを参考にしてください。
MP8050
次にMP8050の仕様についてですが,以下の通り↓↓
こちらは枕の両面を使用することで,寝心地が変更できます。
片面は通気性を重視したパイプタイプで,ポリエチレンパイプ(ストローを細かく切ったようなやつ)を出し入れすることで,高さ調節することが可能です。
なお,逆側の面はムアツタイプ。
ムアツふとんにも採用されている特有のタマゴ型のウレタンが頭を点でしっかり支えます。
カバーを外した状態のイメージがわかりやすいと思いますが,以下の画像で上を向いているのがムアツ面です↓↓
サイズは約50×35cmで重さは600gとMP8100以上に軽いです。
こちらに関しては旧式のMP5000を使って,後ほどレビューします。
スリープ スパ ピロー
ムアツのスリープスパの枕は上記のように,
- 枕の高さ(HighかLowか)
- 弾力や通気性(高弾性・高通気・低反発)
の違いで全部で6タイプが存在します。
高さ調節で最大2cmの高さ変更が可能なので,高めの枕(Highタイプ)を使いつつ,低めの設定(マイナス2cm)などと調節することもできます。
弾力や通気性は好みに依りますが,折角のムアツを体験するなら高弾性がおすすめです↓↓
中のウレタンフォームの色が反発力によって異なりますが,高弾性は黄色です。
MP8100のレビュー
それではMP8100のレビューにいってみましょう!
商品外観はこのような感じで,昭和西川のブランドに似合う豪華な印象を受けます。
先ほど述べた3D構造や調節可能な仕組みに加えて,側地が洗えたり,抗菌仕様,広々としたサイズ感などについても,裏面に記載がありました↓↓
取り出すと,きれいで可愛らしいピローが↓↓
マットレスとして使っているスリープスパのウレタンフォームを使ったピローもありますが,色合いや形状がこちらの方が好みだったので,敢えてこちらを選びました。
なお,両サイドが高い枕だと横を向いて寝ても快適とされます。
側地を開くと,2枚のウレタンマットとウレタンフォームが!
ウレタンマットは取り外して高さ調節が可能ですが,私は1cmのものだけ1枚抜いた状態で寝ています↓↓
ムアツのたまご型構造は,安定した寝心地です。
この枕はさらに面白いのですが,枕を180度回転することで首元を高くしたり,低くしたりできます。
自分に合うようにカスタマイズしてくださいね!
なお,800gという枕自体の軽さは,気軽に扱える反面,枕が動いてしまいやすくもあります。
頭の先に空間がある場合は布団から落っこちてしまうこともあるので,そこは注意です。
しかしその軽さの分,通気性が良いので,諸刃の剣でもありますが↓↓
MP5000との比較
MP8050の旧式モデルにあたるMP5000からの買い替えだったので,その違いについて最後に見てみましょう。
まず違うのは厚みです。
MP8100とはMaxの高さがこれだけ違いますし,形状はフラットに近いです。
逆に重さは600gとさらに軽く,パイルタイプとムアツタイプのはっきりとした寝心地を使い分けることができます。
右から,MP8100,MP5000(MP8050),左側はさらに昔に愛用していたテンピュール社のソナタピローです↓↓
サイズ感もこれだけの違いがありますし,旧版と新版の間でもデザインは改良されていると感じますね。
なお,最後のソナタピローは,低反発で沈み込むので寝心地はやわらかいのですが,夏は暑いですし,横向きで寝た時などアゴに圧力がかかるので苦手でした。
※枕選びは本当に個人差がありますので,あくまで参考程度にお願いします。
まとめ
以上,昭和西川のムアツまくらのレビューでした。
睡眠の質は毎日の生活を豊かにしてくれますが,マットレスと並んで,枕の質にもこだわりたいものです。
ムアツまくらは「高弾性」という新しい寝心地で,快適な睡眠をサポートしてくれるように思います。
今回私が購入したのは西川チェーンのお店でしたが,後で詳しく調べたところ,公式オンラインショップもあったので,そちらの方が安心でしたね。
みなさんは,是非利用してみてください↓↓