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テンピュールのコンフォートエアピローをレビュー

前回,テンピュールのスリープマスクを購入し,その使い心地に改めてテンピュールの良さを認識した私ですが,やっぱり新しいものは良いですね。

NASAの技術から誕生し,体圧を分散して圧迫感を軽減してくれる特徴以外に,素材ごとに特有の特徴を持つことが知られているテンピュールですから,枕についてもこれまでとは別のものに買い替えてみることにしました。

購入したのは「コンフォートエアピロー」で,使ってみると非常に気に入ったので,早速レビューさせていただきます。

テンピュールの枕と選び方

テンピュールの枕

テンピュールでは実に10種類以上の枕が売られていますが,私がこれまで使っていたのがソナタピローです。

購入履歴を見返してみると,期間にして14年もの間使っていたことになり,名前も当時はシンフォニーピローと呼ばれていました。

こちらは裏面と表面で形状が異なっていて,寝る向きによって寝心地を変えられる点が気に入っていて,現行のものは形が三日月形となり,横向きの際の首の負担がさらに軽減されています。

他にスローピローというものをクッション代わりに使っていますが,こちらについてはコンフォートピローにそのコンセプト(チップを内含しているところ)が引き継がれているようですね。

ちなみに,同じテンピュールでふとんマットレスも使っていたのですが,こちらは9年弱で寿命が来たため,別メーカーのマットレスに買い替えています↓

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あとは,夏以外のシーズンはシートクッションを使っているので,私は結構なレベルのテンピュール愛好家であるかもしれません。

枕に話を戻しますが,同じテンピュール素材であっても若干の違いがあり,

  1. テンピュール:最もスタンダードなものですが,硬さはかために分類され,独自の形をしています。オリジナルピローとミレニアムピローが代表作。
  2. テンピュールスーパーソフト:よりふわっとやわらかな感触で,包み込むサポートが特徴。代表例はサポートピローとソナタピロー。
  3. テンピュールアドバンスト:究極の心地良さとサポートがウリ。通常のものより,体圧が20%低減される。2023年2月21日に新発売されたコンフォートピローが例。
  4. テンピュールクライメント:数十億個の超高感度セルから成る。オーダーメイドのようなサポートと快適さが可能になる。硬さはやわらかめで,四つ葉の形状をしたオンブラシオピローの他,自然素材を取り入れたダウンリュクスに搭載。
  5. テンピュールエア:史上最高の爽やかさと通気性を実現。コンフォートエアに搭載。

のようにいくつかの種類が存在します。

同じテンピュールといえども,このように使い心地が異なることを覚えておきましょう。

「テンピュールが合わない」と言っている人も,別の素材のものを試していないことがほとんどです。

さて,上に示した番号のうち,1と2はモールドタイプということで枕の形が決まってしまっていますが,3~5はチップタイプとなり比較的自由に形を変えることができ,この違いが特に大きいように感じています。

ちなみに,「クール」の名を冠するピローもありますが,これは枕本体ではなくピローカバーの方に工夫がされているので(いわゆる「機能性カバー」と呼ばれます),中身に使われているテンピュール素材は同じです。

ダウンリュクスピローも天然素材はカバー側に詰められているので,中身はオンブラシオピローのものと同じですし,ダウンリュクスは70×50cm,オンブラシオは60×50cmの独自形状をしていて既存の枕カバーは使えず,カバーを変えればその機能のいくつかが失われてしまうことも知っておきましょう。

テンピュールの枕の選び方は硬さに注目すればOKですが,オンブラシオピローのみうつ伏せ寝に特化したものであることに注意してください。

万能型なのはコンフォートピローとダウンリュクスピローですが,その他のピローにおいても,うつ伏せ寝には向きませんが,仰向けと横向きであればそのいずれにも対応できます。

硬さが決まった後で,高さを選べるものがあれば選択するようにしてください↓

理想となる枕の高さと使い方

 

 

テンピュール枕の扱い

テンピュールの枕ですが,品質は3年間保証されています。

とはいえ,モールドタイプのものだと2cm以上の明瞭な凹みが生じた場合が考えられますが,チップタイプのものだと壊れる状況が想像できません(製造工程あるいは素材に起因する欠陥とは書かれていますが)。

もっとも,今や正規販売店がネットでも散見されるので,アウトレットをわざわざ選ばずともお得に正規品を購入できます↓

先述したように,9年弱毎日使って壊れた私のマットレス(保証期間2年)や14年使ってもまだ使えそうなピロー(保証期間3年)も知っているだけに,テンピュールは数年で使えなくなるようなものではありません

ただし,テンピュールは洗うことができず,天日干しもできないことについては知っておかなければなりません。

洗濯は身体に接するカバーのみが可能ということで,もしも何らかの臭いがテンピュール本体に移ってしまったような場合には,ファブリーズのような消臭剤を吹きかけて使い続けることになるでしょう。

参考までに,私は一度,例の14年物の枕を家族に洗濯されてしまった上,外に干されてしまったことがあるのですが,中のテンピュールや外皮に多少のヒビが入ってしまいました

割れたテンピュール素材

運の良いことに,場所が中央付近ではなかったので,その後寝ていて不具合を感じるようなことはありませんでしたが,大きなダメージを与えれば劣化は進んでしまうことは確かです。

なお,使い古した本体を新品と比べてみれば違いは明らかですし,新品に買い替えるととにかく気持ちが良く,以下の写真からはモールドタイプとチップタイプの違いについても視覚的に理解できるかもしれません↓

新旧のテンピュール枕本体の違い

にしても,古い左のものは黄変してしまっていますが,新しいものは真っ白です。

次章の方で,詳しいレビューを行っていきましょう!

 

 

コンフォートエアピローの使い心地

テンピュールコンフォートエアピローのパッケージ

環境のサステナビリティーに配慮しているテンピュールなだけに,パッケージはシンプルなバッグ形式でした(ちなみに日本のアンバサダーは松井秀喜氏です)。

バッグを開くと,コンフォートエアピローとQRコードの載った紙が1枚出てきます↓

テンピュールコンフォートエアピローの見た目

もっとも,内容はテンピュールのホームページにアクセスするだけでしたので,紙の方はなくても支障ありません。

まずはカバーについてみていきますが,こちらは機能性が付与されているもので,コンフォートピロー(「エアー」が付かない普通のもの)と比べると,枕カバーの表面に空気穴がたくさん設けられています

テンピュールコンフォートエアピローの枕カバー

この形状により,枕の中に空気がこもってそれが熱を帯びることを防いでくれるようです。

生地はポリエステル71%,ポリエチレン29%でできていました。

通常のものだと,ポリエステル98%のポリウレタンが2%ですので,加工だけでなく,生地自体にも差があるようです。

もっとも,この違いが2200円の価格差を生み出すことになるわけですし,カバーは自分のお気に入りのものを使おうなどと考えている方であれば,わざわざエアピローの方を選ぶ必要はありません。

それに空気の抜けだけで考えると,通常のもののファスナーを少し広めに開けてしまえばそこから空気が漏れやすくなると思うのですがいかがでしょうか。

大変肌あたりが柔らかく感じる枕カバーですが,これは通常のものを買っても同じ感想を抱いたはずです。

洗う際にはカバーを裏返さず,ファスナーを締めた状態で洗濯するとのことで,これだけしっかりと覚えておくことにします。

それでは次に,テンピュールエアという素材の方に目を向けてみましょうか!

「10倍の通気性で一晩中快適に」というのが宣伝文句でした↓

テンピュールコンフォートエアの様子

同じチップタイプのスローピローと比べてみましたが,柔らかさは段違いです。

テンピュールは使い始めがやや硬いことで知られていて,その状態でもこの柔らかさなので,行き着く先にどのような幸せな世界が広がっているかについては,現状まったく想像することができません。

この外皮もメッシュなのでしょう。

たくさんの穴が確認できます。

高さが低い枕の方が無難かと思いましたが,思った以上に沈み込んでくれるので,ふつうの高さ(ふつうのかたさと記載されている)を選んでおいて正解でした。

沈み込みますが,底付き感はありません。

やわらかめだとそもそもが薄いので,物足りなさを感じていたかもしれず,その場合は,下に別の枕を敷くなどして対応していたでしょう。

これまでに使っていたソナタピローと比較すると,厚みにこれだけの差がありますが,沈み込んだときの高さはソナタピローより低く感じます↓

テンピュールコンフォートエアピローとソナタピローの高さを比較

さらには,厚みの調節も簡単(手で寄せるだけ)ですし,枕の側面に近い部分は中央部と比べて低くなるので,頭を置く位置をちょっと移動するだけでもさまざまな寝心地を味わうことができました

これは,横向きで眠る私としては大変嬉しい発見でした。

テンピュールコンフォートエアピローを購入する前は,「もう10年以上使ってきた枕があるのだから,わざわざリスクを負って新しい枕を買う必要などない」とも考えましたが,最悪誰かにあげれば良いですし,結局のところ今回の賭けには勝った形です。

私がみなさんにおすすめする場合,絶対エアーにしないといけない理由は見当たりませんでしたので,通常のものを第一候補に挙げさせていただきます↓

同じような理由から,コンフォートピローのスマートクールを選ぶ必要もありませんし,こちらはサイズが70×50cmと通常のものよりも大きくなってしまいます。

とはいえ,14年もののテンピュールにエアピローの枕カバーを装着しても,柔らかさが少し増したように感じたので実力は備えていますし,テンピュールの弱点は夏場の暑さということで,清涼感を必要とする方が買い求めても何ら不思議ではありません(私は特に枕が暑いとは感じません)。

 

 

まとめ

テンピュールコンフォートエアピロー

ここまで,テンピュールの枕の選び方や取り扱いについてと,新しく買い替えたテンピュールのコンフォートエアピローをレビューしてきました。

14年使ったテンピュールの枕に顔を近づけて嗅いでみたところで変な臭いがするようなことはありません(私の経験上,テンピュール自体に臭いが移るのは,シートクッションの方です)し,枕自体の価格も当時の2倍くらいになってしまっているのは確かです。

そのような背景について知っていると,枕を買い替えることは,長く使っていれば使っているほど消極的になりがちなのですが,自分により適したものを購入できれば睡眠ライフはより充実することになります(技術は日々進歩しているので,より良い物はどこかにあるという前提で話をしています)。

実際,私が14年使っていたテンピュールはモールドタイプだったこともあり,よりダメージに弱い感じがありましたが,新品で購入したエアピローはチップタイプですし,最新のテクノロジーを搭載したものということで,結果的には大満足です。

最近のYahoo!ニュースで読んだのは,20歳後半以降は6~8時間の睡眠量を確保するのが良いとの内容でしたが,私はこの枕を手に入れて,途中で目を覚ますことが少なくなることで,良質な睡眠の実現を目指すことにします(睡眠時間はなかなか意識しても取れないものは取れませんので)。

私が最初にテンピュールに興味を持ったのは,NASAがスペースシャトルに搭載された素材を基に完成させた,世界初の低反発マットレス&ピローブランドだったからですが,今でも多くのテンピュール製品が一軍で活躍しているのは驚きです。

それも,昔と同じものではなく,少しずつ時代の進化に合わせて改良されてきたからでしょう。

これからも長く使っていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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