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ムアツマットレスのレビュー!5年使うとへたる?臭う?

今回は昭和西川が1971年から発売しているマットレスである「ムアツ(MuAtsu)」をレビューしていきたいと思います。

睡眠はその日の疲れを癒すだけでなく,明日への活力を生み出す大切なイベントです。

長時間寝ていないのに朝早くに目が覚めてしまうような場合,年齢や物音が原因になっていることもありますが,敷き布団やマットレスが合わない可能性も疑われる方は,この際ムアツに買い替えてみてはいかがでしょうか。

ムアツマットレスとは

ムアツの特徴である卵型

ムアツマットレスの歴史ですが,病院における床ずれ防止で使用される寝具から始まります。

かつての厚生省に認定され,全国医師協同組合連合会(医師会の裏方みたいなところ)の推薦も受けていた過去があることからもわかるように,第3者にその性能を評価された商品であることがわかります。

販売元は寝具で有名な西川ですし,すでに438万台以上が売れているというのも安心できる材料になるでしょう。

このムアツマットレスで特徴的なのは,なんといってもそのタマゴ型のフォルムです。

自然界のタマゴが持つ,上や下から加えられた力を立体的に分散する形状にヒントを得て,それを体圧分散に応用したのがムアツというわけで,その名を冠する製品の大部分はタマゴ型の形状を備えています↓

ムアツマットレスに横たわる女性

1つ1つの卵型ウレタンの間隔は55mmに設定され,接触面積を少なくして通気性を実現している他,1つのウレタンは最大で25mmまでしか沈まないので,それが寝返りの補助として働くというわけです。

後で詳しくレビューしますが,実際に寝てみると不思議と下からの反発を感じません。

身体に触れるのがウレタンの先端部分だけなので,ベタっと湿気を感じるようなこともないわけです。

寝返りはマットレスのへたりの原因になるため,そこがケアされていると長く使えるということになります。

ウレタン自体に直で触れてみるとなんだかべたつく感じなのですが,それが良い意味での摩擦力を生み,ズレにくさにも繋がっているのでしょう。

もっとも,上の写真はあくまでイメージで,実際はウレタン部分を側地やカバーで覆った上で,さらにシーツや敷パッドなども使うことができるので,直接身体に触れるようなことはないですし,ゴミが入り込むなどの問題も起こりません。

まとめると,ムアツマットレスは卵型形状を備えているおかげで,

  • 体圧がバランスよく分散され,体の負担が和らぐ
  • 点で体を支えるため,寝返りがしやすい

といった魅力が生まれることになります。

 

 

20年ムアツシリーズについて

ムアツの近況としては2014年にムアツスリープスパ(現スタンダード)が誕生しましたが,2022年の冬には上位版になる「20年ムアツ(スリープスパXXなど)」が登場しています。

マツコ・デラックスさんによるCMも継続中なので,ご覧になった方も多いでしょう。

私も「睡眠が一番の楽しみ」と思える充実した生活を過ごしています。

スタンダードができた時点で,先ほど説明したムアツマットレスは,より血行を妨げにくく,身体に負担をかけにくく,寝る姿勢を安定させることに成功しました↓

ムアツスリープスパの改善点

ですが,上位版の20年ムアツともなると,形状はさらに安定し,防ダニ加工まで加わっています。

細かいところでは,通常のベッドに使いやすいよう,全長が200cmから195cmに変更となりました。

壽命に関しては,名前の通り20年使えるということで,3倍近くになっていることが驚きです(スタンダードの場合だと7~8年が耐用年数です)。

ラインナップについて確認してみましょう↓

ムアツのラインナップ

マットレス以外に枕やクッションもあるわけで,前者については以下でレビューしています↓

マットレスは3つのカテゴリーに分かれていますが,通常のマットレスは万能選手で,直接敷くこともマットレスの上に重ねて使うこともできます。

逆にマットレスパッドは敷パッドとして,直接床やベッドフレームに敷いて使うことはできません。

ベッド用にはベッドマットレスを使いましょう。

 

 

ムアツマットレスのラインナップ

商品のレビューに移る前に,最もポピュラーなムアツマットレスのラインナップについて詳しくみておきます。

種類はまずは,20年ムアツかスタンダードで大きく2つに分けることができます(「ベーシック」と呼ばれるムアツもありますが,凹凸2フォームかつ厚みが8cmとなり別物に感じたので省きます)。

そして20年ムアツは無印・X・XXの3つにさらに分けられまるが,XX以外では硬さを2タイプから選ぶことが可能です↓

名前 硬さ 厚み
20年ムアツXX ふつう 10cm
20年ムアツX ふつう・かため 10cm
20年ムアツ 柔らか・かため 9cm
スタンダード ふつう・かため 9cm

上に行く方がおすすめですが,値段が数万円ずつ高くなっていきますし,スタンダードでも違いを十分認識できます(私はテンピュールのふとんからの買い替えでした)。

例年1番人気は「最新版のベーシック」となるのがお決まりなので,今であれば20年ムアツとなりますが,20年も使えることが逆に仇となって,まずはこれで始めて,自分の身体に合う合わないを確かめるという選び方はしにくいです。

メーカーの説明だと,スタンダードは硬度が77.1%にまでダウンするようですが,20年ムアツにランクアップするだけでも,20年後の硬度が85.2%を維持できます。

ということで,いきなり最上位を選んでしまって構いません↓

かためを選ぶ基準としては「体重60kg以上」というのが1つの目安となりますが,BMI22未満は20年ムアツ(無印・X)のふつうかムアツベーシックがおすすめです。

専門的に言えば75ニュートン未満はやわらかめ,110ニュートン未満がふつう,それ以上がかためとされ,これは1番表にある層の硬さだけを基準に決めています。

硬さの違いで値段に差がないのはそのためです。

また,サイズについては,シングル・セミダブル・ダブル・クイーン・キングの5種類があります(2人で使うならダブル以上がおすすめです)。

 

 

ムアツマットレス スタンダードのレビュー

ムアツマットレススタンダード到着時の梱包状態

ここからは実際のムアツマットレスの使い勝手についてレビューしていきます。

ただ,2018年に購入したもの(当時の名称はムアツスリープスパBASIC)なので,現在のものとは色などに多少違いがあることに注意してください。

今回は公式からではなく,西川のチェーン店での購入でしたが,商品の周りを包んだだけのシンプルな梱包で届きました(画像上はおまけで,下の大きな包みが本体です)。

かたいタイプでセミダブルサイズでしたが,今思うにダブルでも良かったかなと思います。

なお,公式以外で買う魅力は値引き率が高い他,枕やパッドがおまけで付いてくるところが挙げられるので,色々比較して好条件のものを選んでください。

早速開けてみましょう!

ムアツマットレスを包む不織布

赤を基調とするケースからは高級な感じがひしひしと伝わってきますね。

部屋に運び入れる時にすでに感じていましたが,これだけの大きさなのに8kg弱しかないのです(ふつうよりもかための方が軽く,シングルだと6.3kgです)。

全然想像よりも軽かったところが,まず一つ目のおすすめポイントとなります。

マットレスの魅力は畳んでしまえるところなので,押し入れからの出し入れをすることについては考慮に入れておきたいものです。

ケースを開くと,3つ折りになった状態のマットレスが確認できました↓

3つ折りになったムアツマットレス

中がメッシュで通気性も良さそうで,肌触りも気に入りました(実際はシーツやパッドを上に敷くので肌触りはそちらで調整します)。

実際に敷いてみると以下のような感じとなり,畳の固さが感じられるようなこと(底つき感)はありません↓

ムアツマットレスを敷いた状態

大きいサイズだと腕を広げても落ちずに支えられて,よりリラックスできます。

なお,このマットレスは3つの部分に分かれていて,詰め物のウレタンフォームもそれぞれ分かれていて取り出せるのが特徴で,それらをローテーションすることで,よりへたりにくく長く使えるのも魅力の1つです↓

ムアツマットレスとローテーションの説明

例えば,各詰め物の耐久力を15としましょう。

最もへたりやすい腰と背中部分は1年に3ずつ,頭の部分は2ずつ,脚の部分は1だけ毎年ダメージを受けると仮定すると,もしローテーションができなければ,腰背中部分(真ん中の詰め物)だけが5年でへたってしまいます(15÷3=5)。

ですが,毎年上記のようにローテーションして詰め物の位置を変えることで,これまで脚の部分にあってほとんど痛んでない詰め物が,翌年の真ん中に来るわけですから,結果的に平均で2ずつ,つまり7.5年はへたらない計算になるわけです。

上で示した数値は私が適当に設定したものですが,とにかく,へたって反発力を失った布団ほど無駄なものはありません

私が前に使っていたものも,一部分のスポンジだけが反発力を全く失ってしまい,それも「上部と下部はまだ使えるのに,真ん中のところだけ凹んでしまった」ため,大きく気分が凹んでしまいました。

ちなみに,5年間ほぼ毎日使ってきましたが反発力が失われた部分は発見できませんし,一度も天日干しはせずにファブリーズと換気くらいですが臭いがすることもない(もともとのウレタン的な臭いがするだけ)です。

かためを選びましたが,起きるときに腰が痛むようなこともありません。

首の痛みや腕の痛みに関しては枕も工夫している(良い枕と抱き枕も使用している)ので,これまた問題ないです。

 

 

まとめ

陰干ししているムアツマットレスの様子

以上,昭和西川のムアツマットレスの特徴と購入レビューでした。

ベーシックにはなりますが,私が5年使ってみてのおすすめポイントは,

  • 敷き布団なのに軽い
  • 簡単に立てて陰干しできる
  • 起床時に身体が痛くならない
  • ローテーションして長く使える
  • 変な臭いもしない

です。

天然素材は使われていませんが,科学技術の結晶である合成素材にも劣化しにくいし,独自の魅力があります。

なお,実際寝てみた感想ですが,まったく畳の存在を感じさせず,空中に浮いている感じがあり,高反発はこういう使い心地になるのかと驚きました。

これまでは低反発のマットレスを使っていたので,やわらかく沈み込むという真逆の性質を体験していた私ですが,沈まずにしっかりと反発してくれるムアツは熱くなりませんし,不思議と身体の痛みもありませんでした。

もちろん腰痛や肩こりの改善に効果があるかないかは個人差がありますし,また,ある程度の期間寝てみないとわからないところもあります。

実際,最初の2日間は目覚めたときに身体が痛くて「失敗したかな」とも思ったのですが,今ではすっかり身体が慣れて,早く寝転がりたいとまで思うようになりました。

ムアツシリーズは将棋の棋士の方やアスリートの方も使われていて,藤井聡太棋士の対局をみるときがあれば,その座布団に注目してみてください。

それもムアツ製です。

購入を悩んでいる方は,是非,ムアツマットレスで1ランク上の睡眠を体験していただけたらと思います↓

最後までお読みいただきありがとうございました。

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