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ムアツマットレスのレビュー!5年以上使うとどうなる

今回は,昭和西川が1971年から発売しているマットレスである「ムアツ(MuAtsu)」をレビューしていきたいと思います。

睡眠はその日の疲れを癒してくれるだけでなく,明日への活力をも生み出してくれる大切な行為です。

長時間寝ていないのに朝早くに目が覚めてしまうような場合,年齢や物音が原因になっている以外に,敷き布団やマットレスが合わない可能性も疑われるので,気になっている方は,これを機にムアツに買い替えてみることを検討してみてください。

ムアツマットレスとは

ムアツの特徴である卵型について

ムアツマットレスの歴史は,病院において床ずれ防止で使用される寝具から始まります。

今から実に50年以上前の話です。

かつての厚生省に認定された他,全国医師協同組合連合会(医師会の裏方みたいなところ)の推薦も受けていた過去があることから,第三者にその性能を高く評価された商品であることがわかります。

販売元は寝具で有名な西川ですし,すでに446万台以上が売れている(2025年2月時点)という実績も安心材料になるでしょう。

このムアツマットレスで特徴的なのは,なんといってもそのタマゴ型のフォルムです。

自然界のタマゴが持つ,上や下から加えられた力を立体的に分散する形状にヒントを得て,それを体圧分散に応用したのがムアツというわけで,その名を冠する製品の大部分はタマゴ型の形状を備えています↓

ムアツマットレスに横たわる女性

1つ1つの卵型ウレタンの間隔は55mmに設定され,接触面積を少なくして通気性を実現している他,1つのウレタンは最大で25mmまでしか沈まないので,それが寝返りの補助として働くというわけです。

後で詳しくレビューしますが,実際に寝てみると不思議と下からの反発を感じません。

身体に触れるのがウレタンの先端部分だけなので,ベタっと湿気を感じることがないわけです。

加えて,寝返りはマットレスのへたりの原因になるため,そこがケアされることで長く使えることにも繋がっています。

ウレタン自体に直で触れてみるとなんだかべたつく感じですが,それが良い意味での摩擦力を生み,ズレにくさを生み出すのでしょう。

もっとも,先の画像はあくまでイメージで,実際はウレタン部分を側地やカバーで覆った上で,さらにシーツや敷パッドも使うことになるので,直接身体に触れるようなことはないですし,ゴミが入り込むことにもなりません。

まとめると,ムアツマットレスは独自の卵型形状により,

  • 体圧がバランスよく分散され,体の負担が和らぐ
  • 点で体を支えるため,寝返りがしやすい

といった魅力を備えています。

 

 

ムアツシリーズと最近の変更点

ムアツの近況としては2014年にムアツスリープスパ(現スタンダードモデル)が誕生しましたが,2022年の冬からは上位版になる「ムアツXX(現30年ムアツ)」などが加わりました。

解説員
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年数の意味ですが,それだけの長さ使える耐久性があることを示しています。

マツコ・デラックスさんや菜々緒さんによるCMをご覧になった方も多いでしょう。

私自身も,ムアツのおかげで「睡眠が一番の楽しみ」と思える充実した毎日を過ごせています。

スタンダードができた時点で,ムアツマットレスは,より血行を妨げにくく,身体に負担をかけにくく,寝る姿勢を安定させることに成功しました↓

ムアツスタンダードの改善点

今だと,銀イオンによる抗菌加工や中層の通気性が改善された他,上位版の30年ムアツともなると,使われているウレタンの弾性や通気性はさらに良質なものとなり,防ダニ加工も加わります。

ちなみに,細かいところでは,2023年に全長が200cmから195cmに変更となりました。

寿命に関しては,スタンダードが7~8年が耐用年数とされているのに対して,ハイグレードのものはその4倍近くにまで延びている他,2025年4月になると「より柔らかい寝心地ながらも反発するという」クラウドまで登場してきています(厚みも10cmから12cmになっています)。

これにより,硬さが原因で導入を断念することがなくなりました。

現在のムアツマットレスのラインナップについて確認してみましょう↓

ムアツのラインナップ

マットレス以外に枕やクッションもあり,前者については以下でレビューしています↓

後者については,将棋の対局中継でよく目にしました。

 

 

ムアツマットレスのラインナップ

肝心のマットレスは3つのカテゴリーに分かれていて,通常のものは万能で,直接床に敷く以外にマットレスの上に重ねて使うこともできます。

逆に,マットレスパッドは敷パッドとして用い,直接床やベッドフレームに敷いて使うことは想定されていません。

ベッド用にはベッドマットレスを使いましょう。

30年ムアツの能力を備えたものが追加されています。

通常のマットレスを選ぶ場合,まずは,上位版かスタンダードかで大きく2分されます(「ベーシック」と呼ばれるムアツは,2層構造で厚みも8cmとなり,機能的に劣るので省略します)。

そして上位版は「プロ・X・XX」のさらに3つに分けられるのですが,どれも硬さを異なる2タイプから選ぶことが可能です↓

名前 硬さ 厚み
30年ムアツXX 柔らかめ・ふつう 12cm
30年ムアツX ふつう・かため 10cm
ムアツプロ ふつう・かため 9cm
スタンダード ふつう・かため 9cm

上に行く方がおすすめですが,値段が数万円ずつ高くなっていきますし,スタンダードでも違いを十分に認識できます(ちなみに,私はテンピュールのマットレスからの買い替えでした)。

例年,1番人気となるのは「上位版の一番下のモデル」であり,今であればムアツプロとなるのでしょうが,公式サイトで注文すれば90日間の返金保証が付くため,自分の身体に合う合わないを簡単に確かめることができます。

上位版であればいざというときに専用機械で洗ってもらえるサービス(ムアツメンテナンスパック)も利用できますし,いきなり最上位モデルを選んでしまっても構いません↓



かためを選ぶ基準としては「BMI24以上」というのが1つの目安となりますが,BMI22未満は30年ムアツのクラウドかレギュラーがおすすめです。

3層ある部分の上層のみに違いがあり,レギュラーは180~200N,ハードは270Nとなっています。

また,サイズについては,シングル・セミダブル・ダブル・クイーン・キングの5種類があり,2人で使うならダブル以上がおすすめです。

 

 

ムアツマットレスのスタンダードをレビュー

ムアツマットレスのスタンダードが到着した時の梱包状態

ここからは,わが家の実際のムアツマットレスの使い勝手についてレビューしていきたいと思います。

購入時期は2018年となり,これまでに7年使ってきましたが,当時の名称はムアツスリープスパBASICであり,現行のものと色などに多少の違いがあることに注意してください。

私は西川のチェーン店で購入しましたが,商品の周りを包んだだけのシンプルな梱包で届きました(画像下の大きな包みがそれです)。

ハードでセミダブルサイズにしましたが,今は,1人使用であってもダブルにすれば良かったかなと思っています。

早速開けてみましょう↓

ムアツマットレスを包む不織布

マットレスを入れるケースからは高級な感じがひしひしと伝わってきます。

なお,部屋に運び入れる時にすでに感じていたのですが,かなり大きく見えるのに8kg弱の重さしかないのが魅力です(現行版の詰め物重量の表記は約6.5kgでした)。

想像よりも軽く取り扱いしやすいところが,一つ目のおすすめポイントとなります。

解説員
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マットレスの魅力は畳んでしまえるところなので,押し入れからの出し入れをすることについては考慮しておきたいものです。

ケースを開くと,3つ折りになった状態のマットレスを確認できました↓

3つ折りになったムアツマットレス

カバーがメッシュ仕様なので通気性が良さそうで,肌触りも気に入りました(もっとも,実際はシーツやパッドを上に敷くことになるので肌触りはそちらで調整します)。

実際に敷いてみると以下のようになり,畳の固さが感じられるようなこと(底つき感)はありません↓

ムアツマットレスを敷いた状態

セミダブルくらいのサイズになると,1人で腕を広げても落ちずに支えられ,よりリラックスできるように思います。

ムアツのマットレスでは基本,詰め物のウレタンフォームも3つに分かれていて取り出せるため,それらをローテーションすることで,よりへたりにくく長く使えることを覚えておきましょう↓

ムアツマットレスとローテーションの説明

例えば,各詰め物の耐久力を15としましょう。

最もへたりやすい腰と背中部分は1年に3ずつ,頭の部分は2ずつ,脚の部分は1だけ毎年ダメージを受けると仮定すると,もしローテーションができなければ,腰と背中部分(真ん中の詰め物)だけが5年でへたってしまいます(15÷3=5)。

ですが,毎年上記のようにローテーションして詰め物の位置を変えることで,これまで脚の部分にあってほとんど痛んでない詰め物が,翌年の真ん中に来るわけですから,結果的に平均で2ずつ,つまり7.5年はへたらない計算になるわけです。

上で示した数値は私が適当に設定したものですが,とにかく,へたって反発力を失った布団ほど無意味なものはありません

私が前に使っていたマットレスも一部分のスポンジだけが反発力を失ってしまったわけですが,それが「上部と下部はまだ使えるのに,真ん中のところだけ凹んでしまった」がために,大きく気分が凹んでしまったことを今でもよく覚えています。

ちなみに,5年間ほぼ毎日使ったときの感想は,反発力が失われた部分は発見できず,一度も天日干しすることなくファブリーズと換気くらいでしたが変な臭いがすることはなかった(もともとのウレタン的な臭いがするだけ)です。

7年経つと,外縁部が中央部よりも凹みやすくなりましたが,買い替えを検討するのはまだ早く,不都合なく使うことができています。

かためを選びましたが,起きるときに腰が痛むことはありません。

例えば,横向きで足を重ねて寝た時などに,身体の一部が痛くなることはあるものの,これはムアツのマットレスに限らないでしょう(現に,旅行で利用したホテルでもそうなります)。

首の痛みや腕の痛みに関しては枕を工夫して対応している(沈みすぎない枕と抱き枕を使用している)ので,特に不満はありません。

 

 

まとめ

陰干ししているムアツマットレスの様子

以上,昭和西川のムアツマットレスの特徴と購入したもののレビューでした。

ベーシックではありますが,私が7年使ってみてのおすすめポイントは,

  • 敷き布団なのに軽い
  • 簡単に立てて陰干しできる
  • 起床時に身体が痛くならない
  • ローテーションして長く使えている
  • 変な臭いがしない

です。

天然素材は使われていませんが,科学技術の結晶である合成素材なだけに劣化しにくく,独自の魅力があるように思います。

最初に寝てみたときの感想ですが,まったく畳の存在を感じさせず,空中に浮いている感じがあり,高反発はこういう使い心地になるのかと驚いたものです。

これまでは低反発のマットレスを使っていた私だけに,柔らかく沈み込む性質については経験があったものの,沈まずにしっかり反発するムアツがどのようなものか心配でした。

しかし,点で支えてもらえるために熱気がこもりにくく,不快な身体の痛みも見られずに,もう7年も愛用できています。

人によっては腰痛や肩こりの改善を期待して購入される方もいると思いますが,これらは個人差がある難しい問題なので,是非とも,公式サイトの方から購入し,必要に応じて90日の返金保証を利用するようにしてください。

加えて,3ヶ月近く寝てみることでようやくわかってくることもあるように思います。

正直,最初の2日間は目覚めたときに身体が痛く感じて「失敗したかな」とも思った私ですが,今ではすっかり身体が慣れて,早く寝転がりたいとまで思うようになりました。

スタンダードでこの状態ですから,上位版を選択すればそれ以上の結果になるのは明らかでしょう。

私も,次に買う際は最上級のムアツをもって,あがりの状態にしたいと思います↓



最後までお読みいただきありがとうございました。

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