ロート製薬のオバジ(Obagi)ですが,肌の悩みに応じてCシリーズとXシリーズの2つを使い分けることができます。
ビタミンCを含んでいるのが特徴的な前者においては,C25セラムネオが特に有名で,後者のウリはダーマアドバンスドリフトのようなエイジングスペシャルケアシリーズになるでしょう。
とはいえ,両シリーズの良いところを両取りするような使い方も考えられますし,他社製品とのすみ分けも可能なので,長い付き合いになる方は少なくないはずです。
今回の記事では,私が普段使っているオバジシリーズのうち,洗顔からクリームまでの愛用品を一通り見ていきたいと思います。
ロート製薬とオバジ
私がスキンケアでロート製薬の商品を使い始めたのはいつだったかと考えると,肌ラボやメラノCCが最初になります。
前者は白潤の乳液を長く使い,当初は「しろじゅん」と正しく読むことすらままならなかった私です。
メラノCCは,アラサーになってシミが増えてきた頃に知って使うようになりました。
「ロート製薬のスキンケア」と聞くとすぐにビタミンCが頭に浮かんでくるのは,このときの黄色いパッケージの印象が強かったからでしょう。
さて,オバジというブランド名はZein Obagi博士に由来するわけですが,彼の提唱するSHR理論(Skin Health Restoration Theory)では「攻めるケア」を行うことを特徴とします。
この対義語は「守るケア」になりますが,メーカーのHPによると,肌悩みの原因を「内部の衰え」とするのが前者で,後者では「表面の衰え」とする違いがあるわけです。
他にも,肌の悩みに答えるために「皮膚の機能」に注目する前者に対し,「悩みの種類ごとに不足分をその都度補う」立場を取るのが後者となります。
時間をかけてでも結果を出そうとするのが攻めるケアであり,刺激のない心地良さを重視するのが守りのケアだと聞いても,確かに違うと感じられるでしょう。
そんなコンセプトに賛同する人がオバジを選ぶことになりますが,最初の製品が開発されたのは2001年で,実に20年以上の歴史があります。

次章では,そんなオバジの商品をいくつかレビューしていきますが,ビタミンCに由来する「Cシリーズ」と,年齢に応じた潤いとハリのケアを目指す「Xシリーズ」は,商品名にそれらアルファベットが含まれていることで簡単に区別できます。
オバジのスキンケア製品の紹介
ここでは,朝のスキンケアに使うオバジ商品をみていきたいと思いますが,使用する手順に従い,
- 洗顔
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- クリーム
の順に見ていきましょう!
洗顔料
洗顔料はオバジCの酵素洗顔パウダーDPがお気に入りです↓
朝晩どちらか1回の使用ということで,私は朝に使うことが多いですが,
- アスコルビン酸(整肌保湿)
- タンパク分解酵素(洗浄成分)
- 皮脂分解酵素(洗浄成分)
に加えて,ユキノシタエキス(引き締め成分)が含まれています。
クレンジングではありませんが,皮脂を分解する酵素が含まれていて使いやすいです。
レモンのような柑橘系の香りがビタミンCを彷彿させ,洗いあがりはキュッとします。
手にパウダーを取って,1袋が1回分になるのですが,泡立てるためには水を気持ち多めに使うのがポイントです。
後はよくすすぐだけですが,価格は洗顔料の中では高めだと思います。

化粧水
化粧水ですが,私はオバジXのフレームリフトローションを使っています。
少量でも顔全体に行き渡り,しっとり系です。
朝晩仕様で約2ヶ月分とのことですが,もう少し長持ちするように思います。
ただし,オバジCのクリアアドバンスドローションと比べると倍以上の値段設定です。
500円硬貨大を手のひらまたはコットンに取り,顔を包み込むようになじませます。
美容液
美容液は最もお金をかけるところと言われますが,同じシリーズ(ライン)の商品であれば自然と料金が高くなっていることが多いです。
私がオバジで一番最初に使ったのがC25セラムネオでした↓
これまでの美容液は千円程度だったので,10倍くらいの価格になり,当時は「我ながら思い切った買い物をしたものだ」と思ったものですが,使ってみた翌日には早速,値段に見合う満足度が得られました。
付属のスポイトを使って手のひらに数滴取り,気になる部分にまずは塗って広げるのですが,ベタベタではなくペタペタくらいになり,肌に弾力を感じられる使い心地です。
明確にどこに美容液がついているのかわかりづらいところと,冷蔵庫に保存するところが面倒ですが,これに替わる品は今のところ見つかっていません。

なお,オバジXのディープアドバンスドリフトセラムをC25セラムの後に使うことができ,こちらはピンク色の粘り気のある液体で,良く伸びて使いやすいです。
乳液
乳液も,化粧水と同じオバジXのエマルジョンを使用しています。
しっかりと肌に乗る感じがある乳液で,容器を逆さまにして置いておくと出しやすいです。
この後のスキンケア手順にクリームが含まれない方は,オバジCのセラムゲルの方が用途が広く出番が多くなるでしょう。
こちらは,メーカーの説明によれば,1品6役(化粧水・乳液・引きしめ・美容液・クリーム・パック)として使える高機能ゲルとして紹介されているものです。
クリーム
オバジのクリームはXシリーズのもののみが2種類存在します↓
- ダーマアドバンスドリフト
- ダーマパワーXステムシャープアイ
前者の方は,必要量だけ取ることができ,パール粒大,つまりは少量でよく伸びるので,意外とコスパは悪くないように感じています。
ただ伸びるだけでなく,粘度が高いクリームです。
他社製品として,アヌアのクリームを使っていたこともありますが,あちらはオバジと比べるとだいぶ水っぽく感じます。
オバジのスキンケアの意外な良品
前章で紹介したものでスキンケアは完了しますが,オバジのおすすめは他にもあったりします。
その1つが「ピーリングV10エッセンス」で,中の白っぽい液体をコットンに付けて顔全体を拭いていきますが,洗い流す必要はありません↓
力を入れて擦る必要はなく,コットンが破れるようではやり過ぎになるので注意しましょう。
他社にも洗顔後に使う美容液はありますが(例えば,リポソームアドバンストリペアセラム),ピーリングができて,しかも洗い流さないでよいものは珍しいように思います。
洗顔直後かつ化粧水前に使うことになるのですが,最初は順番に慣れておらず,化粧水をした後に,「しまった,忘れてた」となることが多かったです。
髭を剃る場合は,洗顔とV10の間に行います。
もう1つが,「ダーマパワーXリップエッセンス」で,夜寝る前に多めに使うと,朝には唇が潤っているように見えて使いやすいです↓
初めてのリップ美容液はオバジでしたが,前夜との違いに感動したことをよく覚えています。

オバジのおすすめの買い方
オバジですが,例えば,C25セラムはECサイトで買うと半額くらいになっているものも見られます。
しかし,そういうところは概して非正規店のはずですし,中には偽物もあるようなので,気になる方は以下の正規店で購入するようにしてください↓

なお,正規店の中でもオバジ製品をお得に買えるところとそうでないところがあり,私のおすすめは,
です。
正規店ということで,値段自体はどこも同じですが,前者は,以下のようにポーチやショッパーが付いたり,色々入った数量限定のセットが他に類をみないほど充実していますし↓
後者は公式オンラインショップということで,キャンペーンの一環などで,サンプルが手に入りやすいように感じています。
最初に購入した時,販売されている製品のラインナップが記載された小冊子が同封されており,オバジ初心者だった私の理解を助けてくれました。
まとめ
以上,オバジのスキンケアについて,私が普段使っている商品を中心にみてきました。
シリーズものは単独では使わないので,どの製品がどれだけ翌日の肌の状態に貢献しているかはわかりませんが,メラノCCからのステップアップとしてオバジを一通り買い揃えて使用し,翌日に鏡をみたときに確かな違いを感じられることが,継続するモチベーションになっています。
最後に正規店での買い方のコツをいくつか紹介しましたが,本物を知らない限りは,偽物や劣悪品を掴まされたところで,基準がなければ判断が付かないものです。
コスメとしてはミドルクラスに入るであろうオバジなだけに,デパコスのものと比べると,より多くの方にすすめやすく,CやXなどのシリーズが充実しているので,徐々にステップアップすることで長年の付き合いになる方も少なくないでしょう。

今回紹介しなかったシリーズとして,アクティブベースシリーズやオバジCデイセラムシリーズも知られ,特に後者はスキンケア後のベースメイクに適しています。
メンズでも気軽に利用できるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。