ランニングのときに手ぶらでいくこともなくはないですが,何か持っていくことの方が多いですよね。
例えばペットボトルや音楽プレイヤー,最近はスマホで走った距離やカロリーを測る人もいます。
そのときリュックサック的なものを背負ってもよいのですが,もっとスマートに持ち運びできる便利なポーチがあることをご存知でしたか?
今回はそんな目的で使える「アメリカ人の間でずっと人気の腹巻」ならぬ「フリップベルト」を紹介します。
フリップベルトとは
フリップベルトとは,簡単に言ってしまえば,携帯品を持ち歩けるポーチだと思ってください。
ただし,特筆すべきはその「素材と形」です!
あとで詳しく説明しますが,このフリップベルトはランニングする際の持ち物を入れるのにピッタリです。
他に旅行やツーリング,ハイキングや夏フェスのような,「貴重品だけ持ち歩きたいけれど,両手は自由に使えるようにしておきたい」ときにも重宝します。
百聞は一見に如かずなので,まずは以下の公式動画を観てください↓↓
スポーツ大国アメリカのAmazonでは,スポーツジャンルで大体10位以内に入っているほどの人気っぷり(ポーチ部門で1位も記録)です。
そのレビュー数たるや2017年の段階で4,300件を超えており,評価の星の数は4.4。
その内訳も実に86%もの人が星4以上の評価をつけており,その傾向は今でも変わりません。
フリップベルトがランニングに向く理由
フリップベルトは素材にこだわっています。
92%のポリエステルと8%のスパンデックス(ライクラ)でできているため,速乾性と伸縮性に富むのが特徴です。
値段も1,000円以下の安物とは明らかに違います。
2度縫いをして丁寧に作っているので耐久性にも優れますし,反射ロゴには3M製の素材を取り入れていることからもわかるように,まさに本物のみを使った仕様です。
そしてこのこだわりが,以下に挙げる魅力を生み出します。
物を入れて走っても揺れない
ランニングをするときに「揺れ」というのは,とにかく気になるもの。
フリップベルトのレビュー欄は「ほとんど揺れなかった」という感想が多く,みなさん最初は半信半疑で購入するのですが,実際に揺れないことがわかると,その驚きと喜びをレビュー欄で報告するという良い流れができています。
ランニングする際にスマホを持っていく方は,特に役立つのではないでしょうか。
これまでランニング用のスマホ収容ケースと言えば「アームバンド」が主流でした。
ですが,どうしても対応している機種が限られてしまうため,手持ちのスマホとサイズが合わない問題があります。
その点,フリップベルトであれば,その伸縮性を生かしてiPhoneやGalaxyのような大きなスマホも入れることができます。
実際にスマホを入れて走ってみましたが上下左右に揺れることはなく,しっかりホールドされている感じで,落っことしてしまいそうな不安もありませんでした。
それでも10万円を超えるスマホを入れるとなると心配になるかもしれません。
そんなときはベルトをフリップして(ひっくり返して)しまえば,ポケットの入り口が体の方を向くのでさらに落ちにくくなります。
逆に取り出しにくくなってはしまうのですが,この機能こそまさにこのグッズの最大のウリなのかもしれません(商品名にもなっているわけですし)。
洗濯機で洗える
伸縮性だけでなく,耐久性にも優れるフリップベルトは洗濯機の使用がOKです。
手洗いだけかと思いきや,これは思わぬ誤算でした。
ウェアと一緒にすぐに洗えて便利です(ただし干すときは陰干しでお願いします)。
実際に半年間もこのベルトを使用した人の意見になりますが,「新品と締め付け感も変わらず,快適だったぜ,HaHaHa!」といったアメリカン的なものを見つけ,ガンガン使えることに安心して私も購入しました。
体型を問わない
普通のウエストポーチを使って走ろうと思うと,きつく締めあげないとどうしても揺れが気になってしまうものです。
しかしその代償として,立派なビール腹の持ち主ですと,左の写真のようにお腹の形が強調されてしまうことになります↓↓
ですが,同じ人がフリップベルトを使うとどうなるでしょう。
それが右の写真のものですが,無理に締め上げることもなく見事に身体にフィットしているのがわかりますね。
Tシャツの下かつズボンの上にくるように装着していると思いますが,もはや着けているかどうかもわからないほどの自然さです!
着けていることを忘れてしまう使い心地と言いましょうか。
毎回走るたびに思います。
使用時の注意点
本章では,アメリカのフリップベルトの公式HPを見ていて,いくつか気になった注意点を紹介します。
知らないで購入すると後悔してしまうこともあるので,読んでおいてください。
スマホが入らない
スマホケースが干渉してスムーズに入らない場合があるそうです。
そういう場合はジップロックを使用することで,摩擦力が軽減されて入りやすくなります。
濡れてしまう
こちらもジップロックの使用が有効です。
フリップベルトはあくまで「水に濡れても乾きやすい」というのがウリで,防水性に優れるわけではありません。
特に,ウェアの上にフリップベルトを巻くのではなく,肌に密着させて使ってしまうと中まで濡れてしまうこともあるそうです。
かく汗の量(体質)にもよるでしょうが,心配な場合はしっかりとジップロックで保護しましょう。
実際私は服の上に巻いた状態で走っていますが,汗で中までびっしょりになった経験はありません。
小物やカードが落ちてしまう
これは先にも述べましたが,ベルトをフリップして(ひっくり返して)いないから起こることです。
いきなり長距離を走る前に近所を軽く走って,中に入れる物に対するベルトの特性を知ってから始めてみてはいかがでしょうか。
特に,滑りやすい材質であるプラスチック製のカードや小銭をフリップベルトの中に入れると落下しやすいようです。
この場合,ジップロックにしまってから入れるようにすることで,滑り出てしまう危険性はさらに低くなります。
後で紹介しますが,本当に落としたくない人用に,ジッパー付きのフリップベルトも出ています。
気になる方はそちらを買いましょう。
サイズが合わない
サイズはフリップベルトを購入する上で最も気を付けてほしいところです。
一番いいのは試着することですが,私は環境的にそれができなかったので,サイズ表に従って購入するしかありませんでした。
フリップベルトを装着する位置がウエスト(W)なのか,ヒップの上の方(H)か下の方(L)かでサイズ選択は変わってきます(W<H<Lの順で大きくなります)。
ですが,多くのレビューを読んでみると「サイズ表通り」か「それのワンサイズ下」の2択で選ぶ人がほとんどです。
伸縮性もあるので,サポーターなどのようにキツ過ぎて入らないことはないと思います。
なお,自分はウエストが服など着ない状態で測って80cmだったので,サイズ表通りMにしました。
フリップベルトはどこで買える?
フリップベルトを購入できる場所ですが,Amazonや楽天市場,あとは日本のフリップベルト代理店(FlipBelt Japan)のサイトでも買えます。
自分はAmazonで買いましたが,それは次のようなことを考慮したためです。
- いざというときに返品できる
- 値段が比較的安い
ファッション用品ではないので多少減額されてしまうでしょうが,Amazonなら返品手続きが簡単に取れます。
それに何より値段も安めです。
参考までに,米Amazonで売っている値段を日本円に換算すると3,000円強です。
アメリカだとフリップベルトの製造元が,30日間の返品保証や1年間の品質保証を付けてくれています。
日本の代理店である「FlipBelt Japan」のサイトを見てみますと,30日間の交換や返品はOKのようですが値段はちょっと高めです。
上の写真で示したように,昔は結構在庫切れもありました(今は改善しています)。
マラソンのイベントに出店することもあるようで,会場に行けばフリップベルトを試着できることは評価できますが,日本語のタグが変な和訳になっているのを見ると,「まだまだだな」と思ってしまうのは自分の悪いところかもしれません↓↓
- なぜ PhoneとMusicとEssentialsは訳さないのか。
- 摩擦防止→肌が擦れない
- 「身に着けている前」という日本語は不自然。現在分詞を進行形の意味で取ってしまっている。
- 「身に」の前にスペースが入っていないのも気になる。ここは要するに「初回着用の前に洗ってください」ということではないか。
- 「フリップベルトの中に入り」も日本語がおかしい。ちなみに頭からベルトを通してもいいし,足元から引き上げて装着してもよいです。
フリップベルトの関連商品
フリップベルトは,関連商品で便利なものや類似商品もお手頃価格で出ていますので,ここでいくつか紹介してみたいと思います。
専用のウォーターボトル
2サイズ展開があり,片方は170ml,もう一方は310ml入るものです。
値段は容量の差ほどには開かないので,310mlで大丈夫なように思いますが,170mlの2個持ちをすすめる人もいます。
ジッパー付きのフリップベルト
先述しましたが,持ち物を落とすことをより確実に防ぐためにジッパー付きのものも検討してください。
こちらもアメリカでは300件以上の評価があり,評価も4.5/5.0と非常に高いです。
ATiCの類似品
フリップベルトの類似品に,Amazonや楽天で売られているATiC社のウエストポーチがあります。
見た目はほぼ同じようですが,素材が「ライカ布製」などとなっています。
ライカ社はカメラのメーカーでこのような名前の素材は知りませんが,おそらくこれはライクラ(スパンデックス)と書くべきところなのでしょう。
こういう間違いをするのは中国製品に多いです。
とはいえ不良品が届いたときの対応が早ければ,製造国はさほど問題にはなりません。
このお店は30日間の無料交換保証が付いているところが良いですね。
値段も本家の1/3~1/4程度なのですが,素材の点でフリップベルトとは異なりますし,2度縫いはしてないことや3M製のロゴがないなどの不安要素はあるものの,値段が値段だけに試してもいいかなと思います↓↓
まとめ
最後に今回紹介したフリップベルトの要点だけまとめておきます!
- ランニングのとき揺れが気になるランナーに最適
- 多用途に使えるポーチ
- 製造元はmade in USA
- 購入する際,サイズには気を付けたい
- 返品のことを考えるとAmazonがおすすめ
- いざという時のためにジップロックは用意しておきたい
気になった方は是非購入してみてください↓↓