今回は,美容のプロが選ぶ鏡として有名な「ナピュアミラー」をレビューしてみたいと思います。
主にメイクや髪のセットをする際に使うものですが,普通のミラーと比べてどのような点が異なるのか,また,あまりレビューがなかった3面鏡の使い勝手についてもまとめていますので,興味がある方は是非お読みください!
ナピュアミラーの特徴
ナピュアミラーは堀内鏡工業が特許を取得している特別な鏡のことで,「人から見た自分本来の顔色を写すミラー」というキャッチコピーが表すように,本来の色を映し出してくれるという特徴があります。
例えば,サングラスをかけて世界を見渡せば黒っぽく映りますよね。
それをさすがに本来の色合いだとは誰も思わないでしょうが,鏡に映った自分の顔を相手が見ている顔だと思っている方は少なくないはずです。
「相手には,鏡の自分とは左右が逆に見えている」という根本的な違いがそもそもあるのは置いておいて,今回注目する「色合い」に関しても実は,普通の鏡で見た色は直接目で見た色よりもくすんでいることになります。
普通の鏡は「銀引きミラー」と呼ばれており,鉄分を多く含んでいるために青色成分がきちんと反射されてこないそうです。
パソコンのモニターでは色の3原色(赤・青・緑)を調節することができますが,そのうち青色のパラメーターだけ適当にいじってみてください。
少し変えただけでも色が正しく表示されなくなってしまうことに気が付きますが,これと同じことが鏡でも起こってしまっているわけです。
ですが,今回紹介するナピュアミラーは「透明度の高いガラス+真空蒸着製法」を採用しているため,鉄分をより多く取り除いた,自然で変化の少ない鏡となります。
ここで,普通の鏡とナピュアミラーで映した人形を比較してみましょう↓↓
どちらも同じ状態で撮ったものです。
わずかにしか色は違いませんが,強いてきれいに映っている鏡を選べと言われたら,右と左のどちらを選ぶでしょうか。
ちなみに左が普通のミラー・右がナピュアミラーで映したものです。
これら2つの違う鏡どうしを代わりばんこに見ながら,直接人形を目で見たものとを比較すると,普通の鏡の方が本来よりも黄色っぽく,ナピュアミラーはクリアーに本来の色を映し出していることがわかります。
自分以外の物であればこのようにわかりますが,自分の顔というのは鏡を通してでしか確認することができません。
そのため,選べるのであれば,ナピュアミラーを使っておく方が安心ですよね。
メイクをされる方の動画を観ますと,化粧品の正確な色描写について言及されていることが多いですが,その判断のためには良い鏡が必要でしょう。
メイクの出来でその日の気分すら変わってしまうことを考えると,鏡にこだわるというのは生活に大きな影響を及ぼす要因の1つにすらなりうるように感じます。
次章からは「折立タイプの売れ筋のナピュアミラー」と「フレキシブルに使える3面鏡」の2種類をレビューしてみることにしましょう!
ナピュアの折立ミラー
こちらは美容の専門学校でも実習に使用しているプロ仕様の,ナピュアプロモデル折立ミラーです。
持ち運びに適したコンパクトなSサイズから3Lまでサイズは5つが展開され,サイズは閉じた状態,数字はおおよその値になっています↓↓
- S:8.0cm×10.8cm(70g)
- M:12.5cm×17.5cm(200g)
- L:17.6cm×23.0cm(370g)
- LL:18.5cm×28.0cm(505g)
- 3L:25.5cm×32.0cm(770g)
私が購入したのはLサイズのもので,気軽に外でパッとは開けませんが,机の上に立ててチェックする分には頭頂部から胸元まで映るので十分なサイズ感です。
なお,LLとLサイズの違いはほぼ縦の長さだけですので,髪がロングの方はLLを選びましょう。
ちなみにLサイズにしては珍しく,上のシルバーのモデルには3段階の角度調節機能が付いています。
左の写真は一番ゆるい角度を,そして右は一番きつい角度をつけたものです↓↓
この調節機能は結構使う頻度が多いので,調節機能付きのものがある場合はそちらをおすすめします。
ちなみにいざ使ってみようと開いてみると,心もとない切れ目が3本入っているだけで,「自重で自然とズレてきたらどうしよう」と心配になったものですが,どの角度にしてもピタッと止まって安心しました。
なお,シルバーの部分はPVC製で,イメージとしてはプールの浮き輪にような質感ですかね。
パッケージから出したときに同様の匂いがしました。
ふかふかして鏡のケースとしてダメージやホコリの侵入を防いでくれます。
色々なバリエーションがあるので,楽しみながら選んでくださいね↓↓
3面鏡ナピュアミラー
今度は3面鏡タイプのナピュアミラーです。
鏡の角度や高さが変えられるだけでなく向きも360度回転できるので,白髪染めや頭頂部のチェックまでできてしまいます↓↓
なお,バラバラの状態で届くので,組み立て作業が必要です↓↓
とはいえ作業自体は簡単で,時間にして1分で終わるものでした↓↓
- 台座に鏡本体を立て,ネジとワッシャーで固定する
- 角度や高さ調節をする
なお,ドライバーは大きめのプラスドライバーを使用してください↓↓
というのも,小さいドライバーだとネジが固すぎて回せません。
また,高さを10cm上に伸ばせますが,調節は青い矢印の先にあるネジをドライバーで回しながら行います↓↓
その一方で,鏡の角度は赤い矢印の先にあるネジを締めて固定するのでお間違いなく。
レビューを見ていると,「ゆるくてすぐに鏡の角度が戻ってしまう」という意見がありましたが,それは後者のネジをドライバーで締め忘れているからでしょう。
この3面鏡,サイズは小さめですが,軽くて持ち運びやすく取り扱いしやすいです。
居間に置いておくと,髪を巻くときの後ろ髪のチェックや頭頂部の白髪抜きなどにパッと使えます。
私は以下のショップで買いましたが,発送は迅速でしっかりしたクロスがおまけで貰えました↓↓
まとめ
以上,堀内鏡工業のナピュアミラーの特徴の紹介と2種類の鏡をレビューしてきました。
鏡が変わるだけで身だしなみの時間が豊かになりますし,クリアに自分が映ると気持ちが良いものです。
まずは普段自分が一番使うサイズの鏡から始めて,少しずつ増やしていってください。
ナピュアミラーには今回紹介した以外にもたくさんの商品がありますので,是非時間をかけてお気に入りの1枚を選んでみてはいかがでしょう。
なお,言い忘れましたが,鏡面にある赤いシールは跡を残さず取ることができます。