つい最近まで私にとってアイロンといえばかなり面倒なもので,干して乾かしたまでは良いけれど,アイロンがけ待ちの洗濯物がどんどんたまってしまう悪循環に入っていました。
ですが,そんなときに旅行先で出会ったのが,今回レビューする「Panasonicのカルル」だったわけです。
あまりの使い勝手の良さに,早速自宅に常備することを決め,手軽かつきれいにアイロンができる豊かな生活を手に入れることができました。
今回は,そういった一連の出来事について詳しくレビューしていきたいと思います。
Panasonicのカルルとの出会い
私がこのアイロンと運命の出会いを果たしたのは,ちょうど旅行先でホテルに泊まったときのことです。
3泊4日の日程で鳥取県の方に行ってきたのですが,その2~3泊目を全日空ホテルで過ごしました↓
部屋がきれいだったことも特筆すべきことではありますが,そこのクローゼットに備え付けられていたのがPanasonicのカルルだったわけです。
ちょうどシャツのシワを伸ばしたかったこともあって,なんとなく手に取ったのですが,とにかく軽く,そして楽にアイロンがけができることに衝撃を受けました。
あれ,家のアイロンと全然違う!
と。
すぐにECサイトで検索してみましたが,独特な形状だった上,売れているランキング上位の中からすぐに見つけ出すことができました。
色合いが白っぽかったので,WLシリーズの400~500番台のうちのどちらかだったように思います↓
パナソニックには衣類スチーマーとアイロンの2種類があり,カルルは後者に属しており,番号が大きくなるほど基本的には高機能なものとなるのが特徴です。
ちなみに上記は2019年のラインナップでしたが,2024年7月14日時点での販売機種は,
- NI-WL708
- NI-WL508
- NI-WL408
のようになっています(参考:公式サイト)。
カルルの特徴
今でも変わりませんが,家庭用アイロンの中でもっとも人気があるのは「カルルシリーズ」で間違いないでしょう。
実際,Panasonicの公式HPでも「9年連続No.1」の文字が確認できました(2024年7月14日取得)。
自分は色が気に入って,ピンクゴールド色のある最上位機種(700番台)にしましたが,下位よりも優れるところはアイロン面の素材(滑りやすさが変わる)やマイクロスプレー(綿や麻のシワを伸ばしやすくなる)くらいで,多くの特徴はシリーズ共通です↓
- Wヘッドベース
- 全面スチーム
- 立ち上がりまでが速い
- 使いやすい工夫がある
Wヘッドベース
カルルシリーズが大切にしているのは上の4つで,最初の「Wヘッドベース」というのは,アイロン面が前後左右対称的であることを意味し,どの方向にアイロンを動かしてもシワになりにくい優れものとなっています。
円を描くようにアイロンがけできますし,700番台のものは氷の上をスケートで滑るような感覚です。
Airpadと呼ばれるマウスパッドをお使いの方はまさにそれと交換したときのことを思い浮かべてみてください。
広範囲を動けるという点では,コードレスで使えるところも魅力です。
おまけに先端が細くそして丸みを帯びているため,服のボタン周りにうまく入り込んでくれますし,何かに突き刺さることもなく,しわもつきにくくなります(タケノコ型のアイロンベースだと後方向に動かしたときにしわになりやすくなります)。
全面スチーム
また,2つ目の特徴である「全面スチーム」ですが,こちらもシワ伸ばしに貢献してくれるだけでなく脱臭も可能です。
アイロン前面だけでなく,縁に沿って噴出孔が設けられている関係で,全面からスチームが噴出され,カバーできる範囲は最大で16cm(他の商品だと普通6cmくらい)にも及びます。
スチーム量も多く,高温以外の設定でもスチームが噴出でき,それでいてタンクの水がすぐになくなることもないです。
私はあまりスチーム脱臭を使いませんが,衣服の種類に合わせてスチーム量を増やすこともできます↓
スチームを使っても水で濡れるような感じにはなりませんが,700番台のみで使えるハンガーショットだと水滴が目に見えました。
面白いのでたまに使っています。
立ち上がりが速い
カルルはスイッチを入れてから使えるようになるまで最大でも100秒しかかかりません(400番台は60秒)。
これは外出直前になってアイロンをかけなければならないようなシチュエーションでも重宝しますし,逆に熱伝導が優れると言うことはアイロンベースが冷めやすいことをも示しています。
つまり,設定温度の切り替えが反映されるまでの時間が素早く済み,使い終わってから仕舞うまでの時間も短縮できるわけです。
その他機能
その他,やけどをしないような形状であったり,スイッチを切り忘れても10分で自動OFFになる機能もあるため,全体的に安心して使える優等生です。
ハンドル部分も抗菌加工が施されていますし,タンク部分もきれいに維持できています。
もう4年以上使っていますが,水が残っていても変な臭いがしないところが魅力です。
同じくPanasonic製のビストロというスチーム式電子レンジのタンクも似ているのですが,良い素材を使っているのか,カビが生えるなどの悪い兆候は見られません。
カルルと一緒に使いたいアイロン台
先の全日空ホテルのクローゼットには,カルルの他にアイロン台も収納されていました。
残念ながら,ピンぼけしている上にファブリーズしか写っていないものしか手元にありませんが,このクローゼットの右端部分に折り畳み式のアイロン台が収納されており,しかもそれがハンガーにかかっていたので,これについても中々に驚かされたものです。
というのも,私はこれまで地べたに座ってアイロンをかけていたわけで,腰の高さにくるほどのアイロン台を初めて使ってみることになりましたが,立った姿勢で作業できることがこれほど楽だとは知りませんでした。
こちらについても家に帰ってから調べてみたのですが,どうやらアルミコーティングがされているアイロン台はよりスチームが通りやすいということで,その機能が付いていて高さ調節ができるものを買いました。
本体があまりに軽いとアイロンを置いたときにぐらついてしまう可能性があるため,ある程度がっしりしたものを選ぶようにしてください↓
ホテルで使ったものと同じものは見つかりませんでしたが,スチームがウリのカルルだけに,その特徴が生かせるアルミコーティング加工はおすすめです。
万人に最適なアイロン台はないと思いますので,好みに合わせてクローゼットにかけられるものを選ぶも良し,身長が175cm以上ある方は背の高い(90cmくらいある)アイロン台を選んでみると姿勢的によりラクができるでしょう(イスに座ってアイロンがけする場合,低めのものを選んで構いません)。
その他,あて布においてもPanasonicで推奨されていたものに変えてみましたが,100均のものとは質が違いました。
しっかりと衣服へのダメージを押さえてくれ,テカらずに済んでいます。
まとめ
以上,Panasonicのカルルの特徴を中心に,最後は関連商品としてアイロン台を紹介させていただきました。
私は今回の旅行を機に,
- アイロン
- アイロン台
- あて布
の3つを一新する運びとなったわけですが,カルルは名前通り大変軽くてスチームが強力で,大変に使いやすいアイロンでした。
加えて,アルミコーティングされた腰の高さまで来るアイロン台との相性も良く,あて布も含めて,全部なくてはならないものです(他に衣料用ブラシがホコリ取り目的で活躍しているのですが,これはまた別の機会に紹介しましょう)。
これら「3種の神器」は,驚くほどに我が家の生活環境を向上させてくれ,あれほど敬遠していたアイロンがけが今では苦にならなくなりました。
ちょっと外に出るときであっても,服のちょっとしたシワも伸ばしていくことが当たり前になり,人としてちょっと成長したように感じています。
もちろん,皆さまは普段からそんなことを当たり前のようにこなしているのでしょうが,もし万が一,普段のアイロンがけが面倒だと感じている方は,アイロン周りについて見直してみてはいかがでしょう↓
最後までお読みいただきありがとうございました。