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部屋の紫外線量を計測!UVカットのレースカーテンは凄い

毎年夏が過ぎるとどこかしらが日焼けしてしまっている我が家ですが,窓際の物はもちろん,少し離れたところの塗装が色褪せているなど,その被害は意外かつ広範囲に及んでいます。

私の部屋の照明も蛍光灯ということで,日光ほどではないですが影響が出ていないのかが気になるところです。

今回はUVメーターを購入したので,部屋の様々なところの紫外線量を測っていきましょう!

紫外線の基礎知識

日光で虹色に光るシャボン玉

白色に見える日光ですが,プリズムを通すと複数の色に分かれるように,実際は様々な色の光がミックスされた状態です

ところで絵の具をすべて混ぜると黒色になってしまうのですが,これは自らが光を発しているわけではないからで,色に吸収されなかった光が見えています。

ある意味,何も光を発していない状態ともみなせるわけです(光の三原色は青・緑・赤ですが,色の三原色は青緑・赤紫・黄で補色の光を吸収します)。

ところで自然界に存在する光には特定の波長があり,そのうち人の目で捉えられる光は400~720nmの波長を持っています

400nmの光は紫っぽく,720nmの光は赤っぽい見た目をしているわけですが,これらの色に何か心当たりはないでしょうか。

正解は紫外線と赤外線になりますが,400nm以下の短波長で人が見えない光を紫外線と言い,720nmよりも長波長で不可視の光を赤外線というわけです。

つまり,可視光領域の外に2種類の光が存在していることになります。

インターネットを使って「紫外線」で検索してみたところ気象庁のページが表示されたので,さらに詳しく学んでみましょう!

紫外線はさらに細かくA~Cの3つに分けられるようで,それぞれの特徴は以下の通りです↓

紫外線の種類

UV-A:315~400nmの波長を持ち,日光には数%含まれるが生物への影響は小さい。

UV-B:280~315nmの波長を持ち,日光には0.1%しか含まれないが生物に大きな影響を及ぼす。

UV-C:100~280nmの波長。成層圏やオゾン層ですべて吸収されるので地表には到達しない。

そういえば,モンシロチョウのオスとメスは人の目ではどちらも白く見えますが,紫外線が見える昆虫からするとモンシロチョウのオスメスは別の色をしていると聞きます。

花の蜜がある部分がわかるのもそのためです。

一方の赤外線に関してパッと思いつくのは電子レンジで,こちらは温める作用が中心となっています。

これはつまり,赤外線自体は熱を持たないことを意味し,物に当たることがきっかけで熱が発生することになるわけです。

 

 

サンバリア100のUVメーターで測った部屋のUV量

それでは部屋のUV量について調べてみましょう!

本当はUV-B(皮膚に対してUV-Aの100倍以上の影響力がある)の量だけ測れればいいのかもしれませんが,UV-Aは無害ではないですし日光に含まれる量も多いですから,ここでは区別をせずどちらも「紫外線」として計測してみたいと思います。

計測に使用したのはサンバリア100のUVメーターです↓

サンバリア100のUVメーター

なお,値段が千円程度のUVチェッカーは光の量を計測している(一般的に光が強ければUV量も増えることを前提としている)にすぎず,目安にはなるものの,UV量を直接計測しているわけではないことに注意してください↓

その点,紫外線を含むすべての光を100%カットする日傘を作っていることで有名なサンバリア100社のUVメーターは,UVだけをカットできるアクリル板やフィルムを使っても結果に反映されますし,電源を入れて向きを合わせるだけで簡単かつ正確にUV量だけを検出できます。

同社の説明によれば,数値(単位はmW/cm2)の持つ危険度は以下の通りです↓

  • 1~4=弱い
  • 5~8=やや強い
  • 9~12=強い
  • 13~16=非常に強い

実際は100を超えた表記を目にすることもあるので,13を超えたものはすべて「非常に強い」と考えることにしましょう。

時期や時間さらには緯度と経度で示される座標が違うと光の強さは変わりますが,以下は日本の都心において冬(1月中旬)の晴れた日の正午頃に調べたものです。

計測方法はUVセンサーを光源に向ける方式で計3回行い,その平均値を示しています。

日光

好奇心から野外の紫外線量をまず調べてみたのですが,こちらの数値はなんと「2099」でした。

天気は快晴でしたが,冬にもかかわらずこれほどのUV強度があることに驚きです。

とはいえ,先に示したように数値が「5」からもう危ないので,野外の結果はあまり参考にならないとも言えます。

 

窓ガラス越し

窓ガラス越しのUV強度

窓ガラスには色々な種類がありますが,透明で平坦なガラス越しではほとんど紫外線をブロックできませんでした。

数値は「2063」となります。

次に型ガラス(室内側のガラス表面が凸凹していて外から中が見えないガラス)越しに調べてみると,強度は「614」でした。

紫外線を71%カットできていますが,それでも圧倒的に強い紫外線であることに変わりなく,置きっぱなしにした本は真っ白に色褪せています。

ガラスという材質は,専用でない限りUVカットの用を成しません

むしろ和紙を使った障子の方が優秀で「231」にまで下がりました。

 

窓から離れた室内

上の窓から1.7m離れたところのUV強度は「18」と出てきました。

実際は厚い強化ガラス戸を備えた飾り棚なので,扉を閉めて測り直してみると「9」でした。

半分に抑えられたので一見良好な結果のように思えるかもしれませんが,数年飾っている置き物の塗料が部分的に色褪せているあたり,「強」に分類されるだけの破壊力があります。

今回は南向きの窓がある部屋で計測していますが,東や西向きの窓だと隣家の壁で反射された光となるために計測値は「10」程度にまで落ちました。

ですが,この強度でもUVの影響は確かに感じられます。

 

蛍光灯の照明

LED照明の部屋もあり,それらは紫外線を放出することはありませんが,蛍光灯タイプのものを使っている部屋でUVメーターを使ってみると「1」の数値を示しました。

「弱」に分類されるので気にするほどではありませんが,UVカットのアクリル内や影になる部分で計測すると「0」と表記されるので,蛍光灯自体がUVを発していることは確かです。

夜に虫が群がってくるのは蛍光灯のUVに虫が惹かれるからとされています(LEDの街灯にもわずかながらも虫は寄っているのでそれだけとは限りません)。

 

 

UVカットできるおすすめレースカーテン

ウェーブトロン+を使用したレースカーテン

型ガラスが使われていることもあって,日中,部屋にレースカーテンを使うことはこれまでありませんでしたが,日焼けの影響が無視できないこともあって導入することを決めました。

その際に選んだのが帝人の「ウェーブロン+」という素材です。

これはUVを85.9%カット(ホワイト色の場合)してくれるだけでなく,光を拡散させて部屋全体を明るくしてくれる副効果があります

今回の計測結果としては,窓際で97%カットが実現できていました。

オプションでヒダを倍にしたりウエイトテープや形態安定を選んだりもできるということで,私もフルオーダーで注文しましたが,仕上がりは重厚感がある見事な物でした。

白いレースカーテンなので部屋が明るくなりましたね↓

特に南向きの窓に導入するのがおすすめで,極端に強い光を弱めてくれ,カーテンの壁の上下左右に位置する壁面がわずかに明るくなる感じです。

取り付けも簡単で,工具なしでカーテンレールに後付けできるランナーが売られていて,幅180cmのもので計15個必要になりましたが,マグネットランナーを右と左端部分に併用すると中央以外からも開けるようになります。

レールの空洞にランナーのローラー部(以下のものは6mm径です)が入るかにだけ注意するようにしてください↓

 

まとめ

前章のレースカーテン導入の結果報告も合わせて,今回計測したUV強度を場所別にまとめると以下の表のようになりました↓

計測場所 レースなし レースあり
型ガラスの窓際 614 20
1.7m離れた場所 18 1
ガラスケース内 9 1
UVカットアクリル内 0 0

赤で示したところは「強」と判定されるので,UVの影響を大きく受けます

結果的に,UVカットのレースカーテンの実力が際立つこととなりました。

今回の計測は冬に行ったにもかかわらず,南向きの部屋でUV対策をしない場合,概ね安全な場所はありませんでした。

なお,有害紫外線をモニタしているサイトで夏のデータを調べてみると,UV-A量は2倍,UV-B量は5倍くらいになるようですので,冬の時期の1~2あたりが限度でしょう。

夜間のUV量は照明からのもの(我が家は蛍光灯なので1)のみとなり問題ありませんので,日中はUVカットできるレースカーテンを導入し,特に大事にしたいものはさらにケースで保護するか暗所に移動するようにしてください。

とはいえ,UVはビタミンDの合成や体内時計に関与するなど良い影響があることもお忘れなく。

元気が出ないけど外出できないような時には,カーテンを開けた状態の明るい窓際に移動して時間を過ごすだけでも気分は良くなります。

UVとは上手に付き合っていくことにしましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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